2010/2/9【延命治療を自己負担にするということ】




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インドのBharti Airtelという通信会社がアフリカでもサービスを実施するようです。

Bharti Airtelとは、インドの通信企業で、いわゆるケータイのキャリアです。


クウェートの通信企業からアフリカ事業の一部を買収して、アフリカで通信サービスを提供するようです。

今では、マサイ族もケータイを使っているそうな。


アフリカでケータイですからね、ちょっと想像しにくいです。






■延命治療を自己負担にするということ◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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誰かの延命のために健康な人が負担する
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■「収入<支出」だから健康保険はガタつく。



今では、都道府県協会の健康保険も企業別また業界別の健康保険組合も、ジワジワと保険料を引き上げていますね。

今現在、協会健保の保険料は8.2%そこそこですが、もう間もなく9%を超えてくるとのことです(都道府県ごとに差がある)。一方、健康保険組合も構成員が高齢化して、保険料が上昇しつつあるようです(ちなみに、構成員が若い健康保険組合ならば、保険料は低くなっているはずです)。


なぜ健康保険の保険料が上昇するかというと、収入よりも多くの支出があるからですね。健康な人よりも病気がちの人が多ければ保険料は上がりやすいですし、逆ならば下がりやすいです。また、若い人よりも年齢の高い人が多ければ保険料は上がりやすいですし、逆ならば下がりやすいです。

また、健康保険制度独自の仕組みとして、健康保険に加入者の負担額がある一定以上になると、その負担を軽減する高額療養費制度もあり、この制度も健康保険の保険料が上昇する一因になっているとも言えます。

ちなみに、高額療養費制度とは、手術などで負担する数百万円の治療費を数十万円程度まで引き下げることができる仕組みです。大雑把に言えば、発生する費用の1/10ぐらい(実際にはもっとでしょうか)まで費用を軽減できる制度です。






■健康保険の負担には上限がある。



日本では、高額療養費制度によって負担を軽減することができるために、経済的な負担の大きい手術や、また、いわゆる「延命治療」が受けやすい環境になっています。

延命治療でよくあるのは、脳死とかアルツハイマーでしょうか。他には、末期的症状の疾患でも延命治療が施されます。

健康保険はこれらの延命治療でも利用することができるため、延命が長引けば長引くほど負担は大きくなるのですね。経済的にはもちろんですが、患者の親族の精神的負担もあるでしょう。


そこで考えるのは、延命治療に健康保険を使うのが適しているのかどうかということです。


支払った保険料よりも多くの保険支出があるから健康保険の費用が高負担になるのですから、健康保険的に「収入<支出」という費用構造になる延命治療はどうしても制度の負担になります。


病院に入院し続け、意識の無いまま治療を続けるだけでも費用は必要なのですから、この費用をどこからか調達しなければいけないわけです。

その費用を主に負担するのは当事者かと思いきや、健康保険には高額療養費制度がありますから、当事者への経済的負担はさほどではないでしょう。しかし、高額療養費制度は医療費を割り引きする制度ではないですから、医療費そのものは通常通り必要です。ではその費用を誰が負担するかというと、健康な加入者です。


私は何度もあちらこちらで書いていますが、「健康な人が費用をもっとも負担するのが健康保険制度」なのですが、この状態を何とか変えることができないかと考えているのです。


それゆえ、治療が不可能な疾患に罹患している場合や脳死(もしくは脳死と同等の状態)の状態になったとしたら、以後の治療費を全額自己負担にするというのも一つの手ではないかと思います。








■誰かが使って、誰かが負担する。



もちろん、「治癒の可能性がない人は死ね」と言っているのではなく、健康な人の存在も考えた上で全体最適を考えるべきでないかということです。

人によっては、「延命治療して生きれるならば生ることができるようにするべき」という考えもあるでしょうし、「費用が問題ならば政府が負担するようにすればよい」と考える人もいるでしょう。

数値的に検証していないので、厳密には言い切れないのですが、やはり「無い袖は振れない」ので、何らかの手段で帳尻を合わせなければいけません。


もし、延命のための治療は自己負担でという方式にすれば、患者は長く生きれないものの、多くの健康な人が"経済的に"元気になれます。


ここまで書いてくると、「尊厳死」ということについて他人事ではなくなってきますね。


延命のための治療は自己負担でという方式はやはり厳しすぎるでしょうか。










┏━━━━━━━━━━☆★ 編集後記  ★☆━━━━━━━━━┓



最近、発売されていない漫画をスキャンした動画がyoutubeで流れていますね。

ONE PIECEやBLEACHの最新話が動画で観れてしまうようです。

これらの最新話は週刊少年ジャンプで掲載されるものですが、誰か関係者が漏洩させているのでしょうか。

一般の人が漫画を手に入れることはできないでしょうから、雑誌の製造会社とか流通企業の関係者が関わっているのかもしれません(これは憶測です)。


「え?何で、ONE PIECEの最新話が動画に載っているの?」ということがありましたので、気になりました。




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