労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます。

休暇の計画付与をしたいが、休暇の残日数が足りない、、

計画年休

 

計画付与なのに、計画通りにできない。


ご存知のように、有給休暇には計画付与という制度がありますね。

本来は、休暇は自主的に利用できるものなのですが、自主的にはあまり消化できていないときには、会社が計画的に休暇を消化するのが計画付与です。


ただ、計画付与は便利な仕組みではあるのですが、休暇を計画的に付与するときに休暇が残っていないと付与することができません。

例えば、9月28日、29日、30日の3日間を連続の計画付与休暇にしようとするときには、最低でも8日の休暇が残っていないと計画付与が実施できません(5日を超える休暇が計画付与の対象になるため)。

ところが、残日数が8日未満の人の場合は計画付与ができないのですね。

しかしながら、休暇が取得できないからといって、9月28日、29日、30日に出勤してもおそらく仕事はできないはずです。ほとんどの人は休暇中ですからね。


となると、残日数が8日未満の社員さんに、何らかのフォローをしなければいけませんよね。


休暇の残日数が足りなくなるなら、休暇の先行付与をするのが良い。


選択し得る手段は、


1、特別に有給休暇を増やす(つまり、残日数が7日なら1日増やす。残日数が6日ならば2日増やす。残5日なら3日増やす。8日になるように休暇日数を調整するわけですね)。

2、9月28日、29日、30日に無給の休暇を設定する。

3、次の時期に付与される有給休暇を先行して使う(有給休暇の先行付与)。

ざっと、この3つなのではないでしょうか。


私がオススメするのは、3です。

つまり、計画で消化する休暇だけを先に付与して、残りの休暇は予定の時期に付与するのが良いのではないでしょうか。


具体的に例えを作ると、現在の休暇日数が5日だとすると、計画付与には3日の休暇が追加で必要ですね。そこで、次の有給休暇から3日だけ前借りするわけです。

次期の有給休暇は11日付与されるとすれば、3日だけを今使って、残りの8日の休暇は予定通りの次期に付与するという段取りです。先に必要な日数を隔離しておくという発想ですね。


有給休暇というのは指定の時期に取得するのが通例ですが、先んじて取得するのは差し支えありません。逆に、取得時点で必要な休暇日数を与えないのはダメです。

先んじるのは良いが、遅れるのはダメということですね。



ゆえに、有給休暇の計画付与を実施するならば、有給休暇の先行付与も仕組みとして併設しておくと、残日数が足りない時に対応できます。

山口正博 社会保険労務士事務所
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