book233(「法定休日の代休」と「法定外休日の代休」の2パターン)





■代休には2種類ある。


一般には、休日に出勤したあと、その休日のフォローとして代休というものを取る場面があります。

休みの日に仕事をしてしまい、休日が無くなったので、他の日を代わりに休日とするわけです。


ただ、「休みの日に仕事をして、その後に休みを取る」という流れになっていたとしても、代休の性質が異なることがあります。


つまり、法定休日に仕事をしたのか、それとも、法定外休日に仕事をしたのかによって、その後に取る代休の性質が変わるのですね。





■法定の代休か法定外の代休かによって対応が違う。


例えば、法定休日に仕事をして、その後に代休を取得すると、その代休は「法定の代休」として扱います。つまり、労働基準法の代休のことです。

この場合は、休日勤務になりますし、休日の割増手当も必要です。


一方、法定外の休日に仕事をして、その後に代休を取得すると、その代休は「法定外の代休」として扱います。つまり、労働基準法の代休ではなく、雇用契約や就業規則で定める代休になるのですね。

この場合は、"労働基準法的には"休日勤務にならないですし、割増手当も必要はありません。


ただ、会社によっては、「休みの日は全て休日として扱い、その日に出勤すれば休日出勤になる」と決めているところもあります。つまり、"労働基準法的には"休日勤務にしなくてもよいのに、あえて休日勤務の範囲を広げているのですね。

会社がこの点を知っていてルールを作っているのか、それとも、知らずにルールを作っているのか分からないのですが、"労働基準法的に"休日勤務になるのは、法定休日に仕事をした日だけなのですね。

もちろん、法定外休日の勤務を、"会社的に"休日勤務として扱うのは構いません。ただ、"労働基準法的に"休日勤務として扱うことまでは要しないということです。


「休日に仕事をした=休日勤務」と考えていると、間違うかもしれません。


ゆえに、法定休日出勤の代休なのか、法定外休日出勤の代休なのか、分けて把握することも必要です。

山口正博 社会保険労務士事務所
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