労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

会社で起こる労務管理に関する悩みやトラブルを解決する方法を考えます。

両方は付かない 休日手当と時間外手当はトレードオフ

片方だけ

 

法定休日出勤か、それとも法定外休日出勤かで手当も変わる。


週1日の休みも取得できないほど忙しい人は少ないとは思いますが、人によっては、たまには休日出勤になる方もいるのではないでしょうか。


そんなとき、法定休日の日に勤務して時間外になった場合と、法定外休日の日に勤務して時間外になった場合とでは、手当の取り扱いがちょっと変わります。

例えば、日曜日を法定休日として決めており、土曜日や祝日は法定外の休日として決めている会社があるとします。

そこで、「日曜日に勤務して8時間を超えたとき」と「土曜日や祝日に勤務して8時間を超えたとき」には、時間外手当の取り扱いが同じなのか、それとも違うのかが悩むところです。


8時間を超えているという点では共通しているのだから、取り扱いは同じなのか、

それとも、

日曜日の勤務には休日手当があるから、時間外手当は要らないのか。

どちらでしょう。



休日手当と時間外手当は同時に支給されない。


答えは後者です。

なぜならば、休日手当が支給されている日には、追加的に時間外手当を支給する必要がないからなのですね。

日曜日の勤務時間も、8時間を超えているのは確かなのですが、休日手当には時間外手当としての評価も含むと考えられているようで、休日手当を支給するならば時間外手当は必要ないのです。


一方、土曜日や祝日は休日であり、それらの日に出勤しても、確かに「休日出勤」にはなります。"表現上"は。

しかし、表現上で「休日出勤」と扱われても、労働基準法で「休日出勤」として扱われるかどうかというと、これは別です。

ゆえに、土曜日や祝日に休日出勤して、時間外の勤務を行ったときは、時間外手当が必要です。名称では休日出勤ですが、労働基準法だと休日出勤ではないわけです。

同じ休日でも、"法定"か"法定外"かで扱いは変わるのですね。

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com
お問い合わせ

© 社会保険労務士 山口正博事務所