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半日有給の半日は1日の1/2ですか?

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半日はどこからどこまで?


通常、有給休暇は1日単位で取得するのが原則ですが、変則的に半日の有給休暇を利用できる会社もあります。

1日の休暇を2分割して休暇を利用するのが半日有給休暇です。


ただ、「半日の定義」が曖昧なこともあるようです。


所定労働時間が1日8時間ならば、半日有給休暇は4時間で計算できますよね。

しかし、時間外も含めて1日あたりの勤務時間を平均すると、1日あたりで9時間勤務になったりもしますので、これだと半日有給休暇は4.5時間で計算するべきなのではとも思えます。


所定労働時間で半日を定義するのか、それとも、実際の勤務時間を平均した数字を基準にして半日を定義するのかによって、結論が変わってしまうのですね。


それゆえ、半日の定義を決めずに半日有給休暇を運用すると支障が出るときがあるわけです。





半日の定義を決めておく。


半日有給休暇を運用するときは、所定労働時間を使うのか、それとも実働時間の平均を使うのかは、事前に決めておきたいですね。


ただ、実働時間の平均といっても、どのくらいの期間の平均なのかによって計算結果も変わります。

例えば、ある数字の平均を計算するとすると、3ヵ月平均と6ヶ月平均では結果が変わりますよね。

労務管理では、3ヵ月平均を使うことが多いようですので、3ヵ月平均を使うと良いのかもしれません。


しかし、あえて実働時間を使わずとも、所定労働時間を使えば管理が簡単ですので、こちらの方が実用的だと思います。



具体的には、就業規則の半日有給休暇を決めている箇所で、

「なお、半日は、所定労働時間の1/2として計算します」と書くのが妥当でしょうか。


半日有給休暇を運用するときには、「半日の定義」という点が考えから外れてしまうこともありますので、少し注意が必要ですね。

 

 

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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