労務管理のツボをギュッと押す方法を考えます

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book185(雇用保険と社会保険は別物です)


■雇用保険も社会保険??



最近ですが、公的な保険制度を全てひっくるめて「社会保険」と言っている方がいらっしゃいました。

つまり、「雇用保険は社会保険に含まれている」と考えているようです。


確かに、「社会保険」と言うと、公的な保険制度を総称する呼び方と思っている方も多いですから、雇用保険も健康保険も厚生年金も、すべて社会保険という一言に集約されてしまうのでしょうね。


しかし、実際には、雇用保険は社会保険ではなく、労働保険というカテゴリーに含まれます。




■労働保険と社会保険で分けると分かる。


公的な保険制度は、大きく分けると、労働保険と社会保険に分かれます。


労働保険とは、労災保険、雇用保険、労働基準法が主なものです。

一方、社会保険とは、健康保険(協会版も国保版も同じ)、国民年金、介護保険、厚生年金、児童手当、老人保健、生活保護などが主なものです。


労災保険は会社が一括で取り扱いますから、会社で働く人が意識するのは、雇用保険が労働保険であるということで、他方で、健康保険と年金、介護が社会保険ということです。



労災保険だけに入っている会社(法律違反ですが、実際にあります)があったり、労災と雇用保険だけに入っている会社(法律違反ですが、実際にあります)もあったり、労働保険だけでなく社会保険にも入っている会社もあったり、様々です(この場合の「会社」とは、法人組織を意味します)。


ゆえに、全部一緒に混ぜて社会保険と言わずに、労働保険と社会保険に分けると、理解が進みます。

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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