book184(7,730円を超えているなら、90%支給の申請はいらない)




■上限は上限。


中小企業緊急雇用安定助成金の申請を経験した会社だと、「雇用維持事業主申告書」という書面をご存知だと思います。

「雇用維持事業主申告書」とは、雇用調整助成金や中小企業緊急雇用安定助成金の支給率をアップさせる手続きのための書面です。


この書面を使うと、例えば中小企業緊急雇用安定助成金ならば、支給率が80%から90%に上昇します。


これはありがたい仕組みなのですが、状況によっては支給率を上げることが無意味になるときもあります。






■「7,730円」を超えることはできない。


原則の80%支給の計算で、すでに助成金の支給額が7,730円に達していると、雇用維持事業主申告書を使っても、支給率を上げることはできなくなります。


日給額が高い社員さんだと、助成金の計算をすると7,730円に到達してしまう方も少なくありません。

その場合、助成金の支給額は、日額で7,730円までですから、雇用維持事業主申告書を使わずに支給される助成金を計算して、その段階で7,730円以上になっているならば、支給率を90%に引き上げても効果がないわけです。


80%から90%に支給率が上がると頭で考えていると、「日額7,730円の上限」があるということをふと忘れてしまう時がありますので、注意したいですね。


もちろん、原則の計算で、助成金の額が日額で7,730円未満ならば、雇用維持事業主申告書を使って支給率を上げるとプラスの効果があります。




 

山口正博 社会保険労務士事務所
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