book183(「知らない人が悪い」と言われてしまう)






■人の無知を利用する人たち。


私は、高校生のとき、居酒屋で、夜の17時~24時まで働いていました。

もちろん、有給休暇もありませんでした(高校生でも有給休暇はあります)。


今ならば、未成年者は10時以降の勤務はダメということは分かるのですが、当時は高校生でしたから、労働基準法など知りませんから、「それで正しいんだ」と思っていました。


他にも、運送会社の構内作業(ピッキングや梱包など)をしているときでも、1日9時間や10時間も働く高校生がいましたね(私は7時間ぐらいだったと思います)。

その運送会社では、ある時、「今週いっぱいで終わりということで」と言われて、リストラされました(仕事の量に比べて、アルバイトの人数が多かったので、8人ぐらいまとめて終了でした)。

解雇予告(「今週いっぱい」ですから、予告と言っても4日ぐらいしかなかったはず)などはなく、予告手当も無しでした。


上記の内容は私の経験の一部ですが、他にもあります。

昔も、今も、労務管理のルールを守っている会社の方が少ないのではないかと私は思っています。



わざと、労務管理の制度について社員さんに伝えずに、社員さんの無知を利用して労務管理をする会社というのは、多いとも少ないとも断言できませんが、存在することは事実です。

特に、学生のアルバイトさんだと、会社から変な労務管理をされやすい傾向があるのではないでしょうか。







■高校生が利用されやすい。


中には、「学生は一般の社員とは違う」と思っている会社もあります。

だから、法律ではなく、会社のルールで労務管理しようと判断するわけです。


特に、学生は変な取り扱いを受けやすいのではないでしょうか。

中でも、高校生は特に注意が必要です。


高校生で労働基準法を知っている人はほとんどいないでしょうから、会社の判断を検証できる知識がないんですね。

私も、以前は、「あぁ、そういうものか」と検証もせずに納得してしまっていましたから、何らの判断もしなかたのです。



学生の皆さんは、"Self-Help"の意識で、ちょっとでも良いので、労務管理のルールを知った方が身のためかもしれません。


「自分の身は自分で守る」のです。


 

山口正博 社会保険労務士事務所
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