年金の支給開始年齢は「全員が65歳」、というわけではない。

 

年金を受け取り始めるのは65歳から。

 

そう思っている方もいらっしゃるでしょうが、
65歳にならなくても受け取り始める人もいます。


テレビのニュースで年金の話を聞いていると、

「年金は65歳にならないと受け取れない」

と思ってしまうところですが、


60歳から受け取り始める人がいれば、
62歳から受け取る人もいます。

さらに、63歳や64歳から、という人も。

 

 

 

人によって受け取り始める時期は違う。


「全員、65歳から」

ではなく、

厚生年金は、

「年金を受け取る時期は生年月日で変わります」


ちなみに、国民年金は生年月日に関わらず、
65歳から受け取るようになっていますが、

受け取り時期を早めて、
60歳や62歳から受け取る(受給額が少し減ります)ことも可能です。

 

さらに、

もっと遅く受け取りたい方には、

67歳や69歳から受け取るという選択肢もあります。

ちなみに、受給時期を遅らせると、年金額が少し増えます。

 

 

 


昭和33年5月11日生まれの男性なら、いつから年金を受け取る?


一例として、

「昭和33年5月11日生まれの男性」
を挙げましょう。

この人の場合、

厚生年金は、63歳から受け取り可能です。


ちなみに、

昭和33年5月11日生まれの"女性"

だった場合は、

厚生年金を61歳から受け取れます


男性よりも、女性の方が受け取り時期が少し早くなるのが特徴です。

 

「年金は65歳から」とは限らないと言ったのは、
こういうことです。


厚生年金は「生年月日で受給時期が決まります」から、
全員が65歳から受給するわけではないのです。

 

 

 


63歳じゃなくて60歳から受け取れる?


「昭和33年5月11日生まれの男性」
には、

おそらく、63歳になる少し前、

3月か4月に年金の申請書が届くはずです。


年金申請書が届くと、

「あぁ、オレは63歳から年金を受け取れるんだな」

と思うはず。

 


確かに、63歳からで間違いないのですが、

もっと早く、60歳からでも受け取れるんです。


厚生年金は63歳からですが、
これを60歳から受け取ることは可能です。

受け取り額はちょっと減りますけれども。

 

さらに、

国民年金も、厚生年金と一緒に60歳から受け取れます

年金申請書と一緒に「繰り上げ申請書」
提出すると、

60歳から年金を受け取れるんです。

 

年金の繰上げ・繰下げ受給|日本年金機構

 


「昭和33年5月11日生まれの男性」には、
63歳になるちょっと前に支給申請書が届きますが、

60歳時点では書類が送られてきません

なぜならば、受給開始年齢に達していないから


しかし、実際は、

国民年金も厚生年金も

60歳から受給できます。

 

 

 

書類を年金事務所に自分で取りに行く。


日本年金機構は、

受給開始年齢になった人に

年金申請書を送っていますから、

60歳時点では書類を送らないのですね。


60歳になった時点で、年金を請求できるけれども、
その時点では書類は送られてこない。

 

だから、

「60歳から年金を受け取りたい」
と考えている方は、

自分で年金事務所まで申請書を取りに行かないといけないんです。

「年金の支給申請書」と「繰り上げ申請書」を。


自宅には年金に関する書類が届いていない段階で、
「年金事務所に行こう」と思える方は少ないでしょうね。

 


年金を60歳から受け取りたい方は、

60歳になる2ヶ月ぐらい前に、
年金事務所に行って、

「60歳から年金を受け取れるようにしたいんです」

と伝えれば、

手続きを案内してくれます。


【60歳になる少し前から動く】

これがポイントです。

 

  

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山口正博 社会保険労務士事務所
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