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雇用保険の被保険者証を失くしちゃった。再発行できる?

再発行

 


会社に入って働くとなると、
雇用保険に加入するかと思います。


学生の人は加入しませんが、
それ以外の人は、ほぼ全員、
雇用保険に入るはずです。

 

 

雇用保険に加入する条件

今では雇用保険に加入する条件は緩くなっていて、

  1. 31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること。
  2. 1週間の所定労働時間が 20 時間以上であること。

加入条件はこの2点だけです。


雇用保険の加入手続はきちんとなされていますか! (厚生労働省)


1の条件を満たすのは容易ですし、
2の条件も、1週間で20時間以上の勤務時間ですから、クリアするのは難しくないでしょう。

 

 

雇用保険被保険者証は紙でできている。

被保険者証というと、

健康保険の保険証カードや
年金手帳(これも被保険者証の一種)

を思い浮かべますが、

雇用保険の被保険者証は
「小さくて薄い紙」
です。

何というか、チャンとした感じの形になっているもの。
それが被保険者証に対する一般的なイメージですけれども、
雇用保険の場合はそのイメージとは違います。

 


雇用保険被保険者証で画像検索すれば
実物を見れます。

 

2018年時点では少し形が変わりましたが、
以前は、縦3センチほど、横が17センチほどの
薄い紙でした。


小さい紙ですから、
案の定というか、当然というか、
失くすんです。


会社から受け取った当初は、
「これは大事なものだから、チャンとなおしておかないと」
と思い、

棚に保管していたり、
引き出しに入れておくんです。

注:「なおす」とは、保管するという意味です。


けれども、半年もすれば、

「いつの間にかどっかに行っちゃった」
「どこになおしたのか分かんない」
「もしかしてゴミだと思って捨てちゃったかも」

なんてことになる。

こんな経験もあるのでは?

 

 

安心してください。再交付できますよ。

安心してください、履いてますよ

何だか懐かしいですね。


それはいいとして、雇用保険の被保険者証ですが、
再発行してもらうことが可能です。

 

被保険者証の再交付について(ハローワークやまがた)

山形県のハローワークですが、内容は全国共通です。



この手の手続は会社経由でやるものと
思ってしまうところですが、
雇用保険の被保険者証を再交付するには
本人の手続きだけで足ります

 

再交付申請書には会社が記入する欄はありません。

本人で全て記入できる書類ですので、
書いた後は職場を管轄するハローワークに
提出します。

ネットでダウンロードして、印刷し、
記入してものを持っていっても良いですし、

もしくは、

ハローワークへ直接に行って、
「雇用保険の被保険者証を失くしたので、再交付してもらいたいんですけど」
と伝えれば、記入する書類を出してもらえます。

 

 

マイナンバーカードが雇用保険の被保険者証になれば失くさない。

失くしやすい書類ですから、
マイナンバーカードに集約すべきだと思うのですが、
まだそうなっていません。


雇用保険の被保険者証なんて、
普段は見ないし、使わないし、取り出さないものです。

退職したときや、教育訓練給付制度を利用するときは
必要になりますけれども、
滅多に使わないものは、その存在を忘れてしまいます。

まして被保険者証が紙1枚となれば、
なおさら失くしやすいんです。


マイナンバーカードならば、
ちゃんとしたICカードですし、

公的証明書を発行したり、
確定申告をするとき(ICカードリーダーも必要ですよ)など、
他の用途で使います。

しかも、個人番号まで記載されていますから、
雇用保険の被保険者証よりは紛失しにくいでしょう。


マイナンバーカードに雇用保険の被保険者証を
入れてしまうのが望ましいですが、
実現するにはもう少し時間がかかりそうですね。

いずれは、雇用保険の被保険者証だけでなく、
健康保険証や年金手帳もマイナンバーカードに
集約されていくはずです。

 

 

スマホのカメラで雇用保険被保険者証を撮っておく。

雇用保険被保険者証の再交付申請書には、

今働いている職場はどこか
最後に働いていた職場はどこか
雇用保険に加入した年月日
被保険者番号

を記入する欄があります。


思い出せる範囲で書けばOKですけれども、
必要事項がなるべく記入されている方が
事務手続きが早く済みますし、再発行も早くできます。

とはいえ、被保険者番号なんて、
手元に被保険者証が無ければ分かりませんからね。

 
そこで、手元に雇用保険の被保険者証があるならば、
スマホのカメラでそれを撮影しておくのをオススメします。

被保険者番号や雇用保険に加入した日が書かれていますし、
職場名も書かれていますから、それを写真で保存しておけば、
再交付申請書を書くときに助かります。

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