掃除も朝礼も労働時間。参加させたいなら工夫すべし。

 


朝の掃除も、朝礼も、労働時間に含まれる。


仕事に直接関係しない派生作業は仕事じゃないかのように考えている人もいます。


例えば、仕事が始まる30分前に会社に来て、掃除をする。


仕事の時間はまだ始まっていませんけれども、

<掃除を始めた時点から仕事>

になります。


仮に10時が始業時間だとして、30分前から掃除を始めたならば、
9時30分が始業時間です。

10時じゃないですよ。


他にも、

朝礼、夕礼、会議、


さらには忘年会や新年会まで

「これって仕事の時間じゃないか?」

と言う人までいます。

 

また、お店を開店する準備や閉店作業、これも仕事です。


必ず参加しないといけないイベントならば、それは仕事の時間になってしまうんですね。

 

 


参加したくなるような仕掛け。


人は見返りのないことにはヤル気を出さないもの。

逆に、見返りがあると<ヤル気>を出します。

 


掃除や朝礼への参加も、

参加すれば1回に500円の手当が付くとか、
賞与の額を決める評価基準になる、


となれば、進んで参加します。



「朝の掃除、やらせてください!」
と言いたくなるような理由が必要です。


ほら、せっかくやってもらうならば、

<イキイキと積極的に>

やってもらいたいじゃないですか。

 

掃除するならピカピカで、

「おお〜! 掃除のプロがやったみたいだな」

と思えるような仕上がりになっていれば気持ちいいでしょう。


無理やりに掃除をやらされた人は

「コレぐらいでいいだろう」

となるべく手を抜きますけれども、


"ニンジン"が用意されると、

「これでどうだ!」

と言わんばかりの仕上がりにしてくる。


労働時間に含めれば給与は出ますから、
あえて手当を付けなくてもいいのですが、

給与だけだと「仕事をやらされている感」が残ります。


手当が付くとか、賞与が増えるとか、そういう理由なり動機が無いと人は動かないもの。

 

忘年会や新年会、お花見にしても、

単に「やるぞ」、「来いよ」と

言われても、そんなウザいイベントなんて行きたくないと拒否してしまう。


例えば、忘年会を2時間やるならば、

「2時間分の給与、2,000円が出るから参加しな」と言われれば、

飲み食いができて、給与も出るんなら行くか、と思うもの。


人は損得で動きます。

「損得勘定で判断しちゃダメだ」とマジメなことを言う人もいますけれども、


人を動かすには、

「これはイイ」、「トクだ」、「オイシイぞ」

と思わせるような仕掛けが欠かせません。

 

 

こういうの好きでしょう?

クーポンとか割引とか、30%引きとか。

無料引換券だとか。

抽選券が手元にあれば抽選に参加したくなるでしょう? 当たる確率は低いのに。


自分が得すると感じれば、人は動くんです。これは当然と言えば当然の仕組み。

 


労務管理でも、

「どういう工夫をすれば、人が動きたくなるのか」

これを考えて仕組みを作ると、望ましい結果を得られます。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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