クラウドソーシングを使う人、クラウドソーシングに使われる人。

 

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ネットを経由して、不特定多数の人に対して仕事をアウトソーシングする。これがクラウドソーシングです。

ちょっとした作業をやってもらい、発注者が対価を支払った後、その成果物を手に入れる。受注者は仕事を終えると報酬を得られる。つまり、仕事と報酬を交換するのがクラウドソーシングとも言えるでしょう。

では、仕事を受注する方が儲かるのか。それとも、仕事を発注する方が儲かるのか。どちらでしょうか。

仕事を得て、それに取り組んで成果物を納品する。その結果、受注者は報酬を得る。一方で、発注者はお金を支払って仕事を依頼するわけだから、お金を失う立場になる。

そう考えると、受注者になった方が儲かりそうな気がする。そのため、クラウドソーシングで仕事を発注するよりも仕事を得る方が良いと思ってしまう。

確かに、お金を得るという点では受注者の側に立つのが正しいように思える。しかし、本当に儲かっているのは、クラウドソーシングで仕事を発注する側です。

結論を書いてしまうと、お金持ちになりたければ、クラウドソーシングで発注する側、つまりお金を支払う側にならないといけない。


例えば、とある1つの仕事を5,000円で依頼する。この時点ではマイナス5,000円。言うなれば損をしている段階です。しかし、その成果物を使って、何らかの製品なりサービスを作り、最終的に50,000円の収益を得たならばどうか。

他の人に仕事をやってもらった段階ではマイナス5,000円だったけれども、最終的には50,000円の収益を得たので、差し引きで45,000円のプラスで終わった。

ここまで読んで、まだクラウドソーシングで仕事を得たいと思うだろうか。それとも、発注する側の方がいいじゃないかと思うだろうか。

自分で何でもやると、その成果物は全て自分のものになる。これは確かに正しい。しかし、全て自分のものになるが、その成果物は貧弱なものになる。100を作って、100の成果物という感じ。

一方、お金を支払って、他の人にやってもらうと、成果物を分け与える必要があるけれども、規模の経済性を発揮できるため、成果物は大きなものになる。100,000を作って、その10%が自分の成果物(残りの90%は他の人に分配する)だとすれば、10,000にもなる。

何でも自分でやっちゃえというのは、貧乏な発想なのですね。一方で、他の人と協力しながら取り組めば、一時的に費用が発生するが、最終的な成果物が大きなものになる。


クラウドソーシングでも、自分がタスクを処理する(受注者になる)のではなく、他の人に任せられるタスクを作って任せる(発注者になる)方がいいわけです。

小さい果実をもぎ取るのではなく、水をあげて(つまり、お金を支払って)、果実が大きくなるまで待つ。こういう付き合い方をすれば、クラウドソーシングで豊かになれるでしょうね。

 

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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