有給休暇が計画付与される前に退職する場合、ロックされた有給休暇は使えない?

 

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付与される有給休暇の5日を超える日数は、労使協定を締結すれば計画的に付与できます。例えば、勤続6ヶ月で10日の休暇がある場合、5日分を計画付与の対象にできますし、2年6ヶ月の勤務で12日の休暇があるならば7日分の休暇が計画付与の対象となります。

ここで、もし2ヶ月後に退職する予定の人がいるとして、この人の有給休暇は3ヶ月後に4日分が計画消化の対象になっているとしましょう。

今が7月だとして、9月の20日に退職する予定で、有給休暇の計画付与が10月に4日分、設定されている。そういう状況です。

ただ、9月20日に退職してしまうと、10月に設定されている4日分の計画有給休暇を利用できませんよね。

計画付与すると決まれば、指定の日数分の休暇がロックされて、本人の判断では利用できなくなります。となると、9月20日までに4日分の休暇を利用できないまま退職してしまう。こういう困った状況になるわけです。退職した後に休暇を取得できませんし、計画付与もできませんからね。


この場合、どうするか。

計画有給休暇の予定日よりも先に退職する場合は、退職後に有給休暇を計画付与できませんので、退職する人を計画付与の対象にせず、通常の有給休暇として4日分の休暇を利用できるようにします。例外的にロックを解除するわけですね。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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