book934(大人と子供の世界は同じ。労働紛争の原因 No.1は、イジメと嫌がらせ。)

 

2017年6月16日、平成28年度の個別労働紛争解決制度の施行状況が発表され、個別労働関係紛争に関する相談で最も多かったのがイジメと嫌がらせの案件。

総合労働相談コーナーという窓口が全国に380箇所あり、電話で職場で起こったトラブルの相談に応じてくれます。利用料金は無料。

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省

この相談コーナーに寄せられた相談が平成28年度で約113万件。そのうち、法的な制度に関する問い合わせが約70万件。労働基準法違反に関連する相談が約20万件。民事上の労働紛争に関連するものが約25万件。

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000167799.pdf
「平成28年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します
~総合労働相談は9年連続100万件超、内容は「いじめ・嫌がらせ」が5年連続トップ~


この25万件のうち、7万件がイジメ・嫌がらせに関するもので、全体の約30%に。

イジメというと、学校で起こるものというイメージがありますが、オトナの世界でも同じですね。子供のまま大人になった人がいるのでしょう。

年間で113万件ということは、毎月10万件ほど電話がかかってくるんですね。全国で380箇所ですから、単純分散で1箇所あたり月263件。人口が多い場所ほど相談も多いでしょうから、全ての相談コーナーで毎月263件ではないでしょうが、数としてはなかなかのものです。


暴言を吐くことによるパワハラ。これもイジメ・嫌がらせに含まれます。よくありそうなことですが、こういうのも労務トラブルの1つなのです。手や足を出すとか、言葉を使うとか、学校の子供と同じです。

あっせんで解決している事案がいくつかあり、数十万円の金銭支払いで解決できているのですが、裁判に持ち込めばもっと請求額が増える可能性もあります。会社側としては、あっせんの段階で解決できたならば良い方でです。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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