book914(社会保険料を知らなくても給与を計算できる時代が来た。)

 

雇用保険料や健康保険料は毎年のように変更され、間違って計算すると、後から修正が必要になります。もし、本来の保険料よりも少なかったならば、追加で保険料を天引きしないといけなくなります。

手計算で給与を計算していると、保険料が変更されたら、それをチェックして新しい保険料で計算しないといけません、普段からその手の情報に通じている方ならば対応できるとしても、興味がなく、好きでもない人にとっては、保険料が変更されたかどうかをマメに調べるのは苦痛でしょう。

保険料と一口に言っても、雇用保険料、健康保険料、介護保険料、厚生年金の保険料、さらに税金では所得税率も把握しておかないといけない。あ、ついでに最低賃金もありますね。しかも、それぞれ変更時期が違っていて、4月に変わるもの、10月に変わるもの、全部一緒に変わってくれればいいのですが、そうはいかないのが現実です。

手作業で計算し、全ての計算作業が終わった後に、「あれ? 保険料が間違っていた」と気付けば、全ての計算結果が間違っていたということに。全部やりなおし、ウンザリしますよ、これは。

介護保険料は40歳から支払うようになるのですが、全員が対象ではないので、間違って37歳の人から保険料を取ってしまったり、一方で、44歳なのに保険料を取り忘れると、これまた困ります。

雇用保険料は業種によって違いますし、毎年のように変更があります。健康保険料や厚生年金の保険料が毎年のように変わるのはもうご存知の通りです。



保険料や税金の税率をこまめにチェックしなくても、自動でコンピューターが対応してくれるとなれば、これほど有り難いことはありませんよね。1つ1つ、保険料や税率が変わっていないかネットや本で調べていく。その手間がなくなり、コンピューター側で最新の数値に変更してくれる。

ツマラナイですよね。保険料のチェックって。10.02%から10.05%に変わったとか、17.4%が18.2%になったとか、実に無味乾燥です。しかし、つまらないといっても、給与の計算は大事なことですから間違うわけにはいきません。けれども、やっぱり退屈な仕事なんです。給与計算は。



毎月、同じ作業を繰り返すのはイヤなものです。保険料の変更にキャッチアップしていくのもイヤ。正確にやらなきゃいけない仕事なのは分かるとしても、あの退屈さは如何ともしがたいもの。



今では、給与を計算できるクラウドサービスがあり、ネット経由で給与の処理ができるようになりました。必要限度で情報を入力し、後は自動で計算してくれる。雇用保険料だけでなく、健康保険料、厚生年金の保険料、介護保険料、さらに税金の計算まで。

電卓やエクセルと格闘することなく、給与を計算できる時代になったんです。もちろん、パソコンにソフトをインストールする必要もなくて、何かソフトを買うことはないし、ワケの分からないメッセージが画面に何度も表示されるインストールする作業もないのです。

安心感や手軽さも、人間が給与計算する場合とは比較にならないほど。自動で計算してくれるのでラクなのはもちろん、計算ミスもありません。単調な作業にプレッシャーを感じることもなくなります。

例えるならば、今まではマニュアル車に乗っていたようなもので、クラッチ操作をして、ギアを変更し、アクセルを開ける。そういうことをしていたわけです。しかし、これからは、オートマチック車に乗るがごとく、人間がやるべきなのはアクセルとブレーキの操作のみ。

好きでもないことをやらされるのは苦痛なもの。やりたいこと、得意なこと、好きなことに集中する方が良いのは当たり前です。

給与計算の苦しみから解放される時代がやっとやって来ましたね。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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