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就活生にとって親は有害な存在。

 

https://www.j-cast.com/kaisha/2017/05/13297752.html?p=all
「就活中、親がうざい」 女子学生と母親の微妙な距離感

 

子供が親に近づくと、親も子供に近づく。親子とはそういうものです。例えるならば、鏡のようなものですかね。

数ヶ月前だったか、テレビで男子大学生が母親とショッピングする場面を報道していて、「イマドキの男子は母親とショッピングに行く」とかなんとか。恋人のように、息子とその母親がショッピングモールで買い物をして、さらにランチまでする。

あれを見て、「これは何だかマズいんじゃないか」と私は感じましたね。

「親子で仲がいいんだから、それは良いことじゃないの?」と素直に考えちゃう人もいるでしょうが、その場では良くても、後々になって厄介なことになるんじゃないかというのが私の考え。

就活生の母親が干渉してきてウザいというのも、まさにその厄介なことの1つ。


近頃は、子供と親の距離が近すぎるのではないでしょうか。これは、親子の仲が良いという単純な話で終わるものではなく、親が子供の活動に介入する余地を与えてしまう負の側面を生み出す原因になります。

まだ小さい頃ならばいいんです。幼稚園とか保育園に通っている時期、さらには小学3年とか4年ぐらいまで。これぐらいの年齢ならば、親との距離が近くても問題ない。しかし、小学校の高学年、5年生以降になったら、ちょっとづつでも親から離れ始める方が快適に感じてきます。

もう中学生になれば、母親と一緒に買物なんて恥ずかしくてイヤでしたね。それなりに大きくなった男子が、母親と一緒なんて子供っぽいし、傍から見たらマザコンじゃないかと思われかねないので、中学生になったら買い物は1人で行くか、友達と一緒に行くか、どちらかでした。



親と一緒に行動する気持ち悪さ、居心地の悪さ、こういう感情を抱くのは大事なんじゃないかと今では思えます。当時は、思春期的な反発心で親から距離を置いていたように感じていましたけれども、「あぁ、あれは大事なことだったんだな」と今ならば分かります。


大学の入学式や卒業式に親がくっついて来る学生も今では普通らしいのですが、「もう大学生になったら1人で来いよ」と私は思っていたタチです。私が大学生の頃にもゾロゾロと親がそういうイベントに来るんです。

私は1人で入学式に行きましたし、卒業式は出ていません。単位を全て取って卒業はしましたが、卒業式というイベントには出なかったのです。入学式に行って、「これって出なくても支障ないよな」と分かったので、卒業式には行かなかったというわけです。

入学式の後にあるオリエンテーション(履修登録や健康診断など大事な話がある)は大事ですが、入学式そのものは出席しなくても何の悪影響もありません。この点では卒業式も同様です。



学生の方は普段の生活を振り返って欲しいのですが、買い物に行くとき、学校のイベント、アルバイトに関することなど、どれだけ親が関わっているか思い出してみてください。

親に依存すればするほど、後からウザい干渉をされます。そのため、早い段階から親が関わる部分を減らしておかないと、いざ就活する段階になって、「どこの会社に行くの?」、「内定は出たの?」、「えっ!? まだなの? どうするの、どこにも行けなかったら」、「説明会にはチャンと出ているのか」、「どんなスーツを着ているんだ」、「近藤さんところの真弓ちゃんは3つも内定を貰っているのに、あなたは1つもないなんて、、」などなど。

考えるとキリがないほどグチグチと口を挟んでくる。


じゃあ、親が悪いのかというと、必ずしもそうではなくて、子供にも原因があります。普段から都合のいいときだけ親に頼ると、いざ自分で決断すべき時に口出しされます。代わりに買い物に行ってもらったり、バイトを休む電話を親にしてもらったり、学校まで送り迎えしてもらったり、休みの日に一緒に服を買いに行ったり、こうやって親と接触していると、いざ自分で決断すべき場面で親がしゃしゃり出てくる。

女子の場合は、特に母親との距離が近くて、中には友達のような関係になっている親子もいます。こうなると、もう後が怖い。



親が就活に干渉するのは、普段から親との距離を近づけすぎているのが原因です。

親を頼るということは、親に介入させる余地を与えるということ。都合のいいときだけ親を使っていると、後からそのツケを払わないといけなくなります。

意思決定に関わらせない。何を買うか、どこに行くか、自分で決める。自分だけだと心もとないときがありますし、親に頼りたくなるときもあるでしょうが、そこはグッと堪えて、自分で決めて行動する。

子供が親を突き放せば寄ってこなくなります。寄ってこなければ就活でも干渉してこず、良い意味で放置してくれます。

10代、20代の方へアドバイスするならば、「親からなるべく離れるように」と私は言いたい。小さい頃は有益な存在でも、成長するにつれて有害になるのが親というもの。

最も頼りになる人が時として最も邪魔になる。もし、邪魔な存在になって欲しくないならば、親から少しずつ離れるべきです。

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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