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book885(マイナンバーカードを普及させる決め手はコレ)

 

2017年3月時点で、マイナンバーカードの普及率は8.4%とのことだが、放っておくだけでは普及しないのがこの手の道具。住基カードが普及しなかったのは、それを使う必要が無かったから。

「申請してね」と言葉でお願いするだけでは人は動かないので、何らかのインセンティブを与えないといけない。

マイナンバーカードを普及させる決め手になるとすれば、それはカードを保険証として使うようにする方法。保険証として使うようにすると、普及率は一気に上昇する。

http://www.growthwk.com/entry/2017/01/10/211253
book870(マイナンバーカードが保険証に。今の保険証は使えなくなるの?)

 

ほとんどの人にとっては、保険証を持たないわけにはいかないので、ほぼ全員がマイナンバーカードを持つようになる。マイナンバーカードを、あってもなくてもいいものではなく、必要なものにしてしまうというわけだ。

流れとしては、1年ほど猶予期間を設けて、今の保険証は無効化し、強制的に切り替える。マイナンバーカードを持っていないと、健康保険を利用できないようにする。



マイナンバーカードを保険証として使えると利便性は向上する。

  1. 退職時に保険証を返却する必要がなくなる。
  2. 社会保険に加入した段階で保険証を受け取らなくていい。
  3. 利用を開始するまでのタイムラグが少なくなる。


資格取得の手続きが済むと、すぐにマイナンバーカードを保険証として使える。今までだと、保険証が届くまでは病院代は全額負担で、後から払い戻しを受けていた。そういうことも少なくなる。

会社経由で健康保険への加入手続きをするので、事務担当の人によって手続きの早さに違いがあって、早いところと遅いところでバラつきがある。さらに、保険証が届いたら、会社から本人に手渡すまでのタイムラグもある。

今のように、資格取得手続きをして、保険証を本人までリレーしていく方法だと、健康保険を使えるようになるまで数日、場合によっては1週間とか、それ以上の時間がかかる。社会保険に加入したら、すぐに保険証を受け取りたい。それが加入者の望むことなので、利用開始までのタイムラグは小さければ小さいほどいい。

マイナンバーカードを保険証として使えるならば、必要な手続きは被保険者データの書き換えだけなので、資格取得の手続きが完了次第、保険証機能が有効化される。必要な時間としては、資格取得申請の手続き、健康保険協会での受付、ここまでなので、早ければ即日で保険証を使えるようになる。遅くとも翌日でしょう。



また、退職時の手続きもラクになります。資格喪失の手続きが終われば、保険証を返却する必要はなく、手続きが完了したら保険証機能は無効化され、次の手続きに移行できる。

会社の事務担当の人に保険証を渡して(事務担当の人が休みだったりすると、後日になり、ここでも時間がかかる)、そこから資格喪失手続きだの、保険証の送付だのとやっていくので、やはり数日必要だったりします。資格喪失で時間がかかると、転職する人には厄介で、次の職場で社会保険に加入する手続きが遅れます。

健康保険への加入であれ、資格喪失であれ、マイナンバーカードを使うと、サーバーのデータを書き換えて手続きが終わりますので、手続きがラクに、かつ早くなります。



さらに、手続きを電子申請で済ませれば、さらに処理は早くなるでしょう。

手続きが完了したら、「お持ちのマイナンバーカードが保険証として使えるようになりました」とメールなどで連絡してくれるとありがたい。こういう細かい連絡は人を安心させますので、思いのほか重要です。


このように、マイナンバーカードを保険証にすれば、すぐにカードの普及率は上がっていくでしょう。多少の反発はあるでしょうが、必要なものだと思わせるのがキモ。住基カードは必要なものではなかったので普及しなかったのですから、生活に必要な保険証をマイナンバーカードに融合させて、使わざるを得ない状況にする。

 

http://www.growthwk.com/entry/2017/02/03/131405
book878(スマホがマイナンバーカード用のICカードリーダーになる)

スマホ本体にはNFC機能が搭載されていて、ICカードリーダーとしても使えるようになっていきます。今は対応機種が限られているものの、iPhone7からはFelicaに対応したので、iPhoneでマイナンバーカードを読み取れるようになるのもそう遠くはないはずです。

iPhoneでマイナンバーカードを読み取り、電子証明書で本人確認をして、健康保険で必要な手続きを済ませる。そして、手続きの結果が反映されるのは24時間以内。

限度額適用認定証の発行手続きも、自分のスマホとマイナンバーカードで可能になれば、認定証の発行も当日、遅くとも翌日には完了するでしょう。今のように紙の認定証を発行せず、マイナンバーカードを病院に持って行って認証すると、限度額適用認定を受けたかどうかが分かる。


健康保険関連でマイナンバーカードを利用できれば、素晴らしい便利さを享受できるでしょうね。




山口正博 社会保険労務士事務所
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