読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

book882(イチャモンを付けず、プレミアムフライデーに便乗しよう。)

 


決まったことに文句を言ってもしょうがない。


さて、第1回目のプレミアムフライデー(2017年2月24日)が終わってどういう結果になったでしょうか。

月末金曜日をプレミアムフライデーと設定し、モノ消費ではなくコト消費にシフトさせ、アフター3(午後3時以降の時間)を充実したものにしようという試みです。


ちなみに、このプレミアムフライデーは法律で強制されたものではないですから、従わなくても罰則はありません。それゆえ、「ウチの会社では関係ないよ」とムクれても罰金や懲役はありません。

ネットを検索しても、初物に対する拒否反応のため、ネガティブな評価の方が多い。とはいえ、新しいものは常に反対されるので、このマイナス評価が多いのは想定内です。

毎月1回、プレミアムフライデーはあるので、年に12回あります。となると、3年、5年もすれば浸透してきて、当たり前のようにプレミアムフライデーに備えた施策なり対応をしていくはずです。

私も、「ノー残業デーとプレミアムフライデーは同じ」とも思っているのですが、まぁケチばかりつけても仕方ないので、いかにプレミアムフライデーに便乗して利用していくかを考えてみましょう。

 

プレミアムフライデーはノー残業デーと同じ運命になる。

 


 

ひたすら便乗、便乗。


初回は2月の24日でしたが、翌月の3月は決算月ですし、何かを仕掛けるには良いタイミングです。2017年3月31日の金曜日が2回目のプレミアムフライデーですけれども、決算月の月末で、これはもう期待大ですね。その後の土曜日と日曜日も連続してセールが続くと予想できます。

決算月かつ月末ですから、家電量販店で特大セールが実施される(半額のテレビが限定3台とか)と予想できますし、アミューズメントパークでも大キャンペーンを実施してお客さんを呼び込むのも良いですね。

もう、やると決まったことですので、反対するのではなく、どのように適応するかを考えるのが賢明です。


要するに、プレミアムフライデーに便乗して商売すればいいのですから、やり方は色々あります。

 

まず、鉄道やバスなどの交通サービスでは、プレミアムフライデー限定の乗車券を販売するのもいいでしょう。月末金曜日限定で運賃が半額になるとか、指定エリアで電車や地下鉄、バスが乗り放題になるとか。さらに、限定乗車券を提示すれば、飲食店での割り引きやドリンクのサービス、沿線ホテルの宿泊料金で割引を受けられるなんてのもいいですね。

他には、映画館で、月末金曜日に映画が1,000円になる施策を講じるのもいいでしょう。毎月1日は映画デーで1,000円均一になるのですが、これと同じように月末金曜日も1,000円で映画を観れるわけです。

さらに、映画の新作を公開する日も、月末金曜日に設定すれば、1,000円で新作を公開初日に観れるので嬉しいですね。


簡単でしょう? こうやってプレミアムフライデーにどんどん便乗すればいいだけです。



ネット動画でも、1日だけ、24時間限定で観れる映画を用意して、集客手段として使ってみてもいい。さらに、月末金曜日にだけ使える500円クーポンを用意して、それを使って新作ビデオを視聴できるなんて方法もアリです。


アミューズメント施設で入館料を半額するのも単純ですがすぐにできる方法です。美術館や博物館、船でのクルージング、お城(大阪城とか岡山城など)の入館とか、そういう施設に入る料金を半額にする。

人は「半額」という言葉に弱いので、「半額だったらいいだろう」と財布の紐も緩みがちです。



クーポンや割引券といった金券を発行するのも有効です。プレミアムフライデーの1週間前までに金券を配っておき、当日に利用してもらう。

チラシの下の方に100円割引券を付けておく。ネット経由でクーポンを配布する。メールマガジンを登録している人にクーポンを送信する。

政府が地域振興券やプレミアム商品券のような金券を配ると、将来の増税につながるので、企業レベルで独自に金券を配る方がいい。


月末金曜日はポイント10倍みたいな施策も単純ですが実現しやすいでしょう。ショッピングセンターではポイントカードを発行して、セールなりキャンペーンが毎日のように実施されていますから、その中に新たに1日追加されてもさほど負担はありません。

ポイントのキャンペーンならば、実店舗だけでなくECサイトでも実施できますから、対応は容易です。

 

飲食店で、月末金曜日限定メニューを作るのも面白いですね。月に1回だけですから、メニューの内容を考える時間は1ヶ月ありますので、対応はできるでしょう。

プレミアムフライデーランチとか、プレミアムフライデーディナーとかね。安易な発想ですが、単純な方が人は反応してきます。何だか小難しい感じの仕掛けを作ると、鳴かず飛ばずになりますので、シンプルな仕掛けにしましょう。

特別なメニューなので、内容もプレミアムにして、料金も高く、限定10セットまでみたいな感じでプレミアム感を出していきたいところ。


ハンバーガーでも、プレミアムフライデーバーガーとかいいですよね。マクドナルドで作って売れば、いいんじゃないでしょうか。さらに、毎月、内容が変わっていくと変化があってお客さんも楽しみにするでしょう。

こうなってくると、もう何でもありな様相を呈してきますね。「いやいや、何でもいいんかい!」とツッコミを入れたくなるほど。

 

 

午後3時に仕事が終わると期待しないように。


午後3時までに仕事を終えてナンタラカンタラと言われているプレミアムフライデーですが、商売でアレコレと施策を講じれば、お客さんが集まりますから、それに対応するには人が必要ですので、そう簡単に仕事は終えられませんね。

3時に帰るのはプレミアムフライデーの主な目的ではなく、消費を刺激するための施策であって、早く帰宅するための施策ではありません。

単に午後3時で退社するだけのプレミアムフライデーを実施できる企業もあるでしょうが、製造業などの第二次産業ではそういう対応も可能でしょう。しかし、サービス業では、上記で書いたように、顧客向けに色々と施策を講じるため、商売としては書き入れ時です。そのため、「午後3時になったので帰りまーす」などというわけにはいかないでしょう。

幸いにも、今ではネットインフラが充実して、早朝でも夜でもネット経由で消費活動ができますので、あえて午後3時にこだわらなくてもいいとも思えます。

月末金曜日だけでなく、前後の2日間ほどを含めて(合計5日間になる)プレミアムフライデー(「プレミアムウィーク」という名称に変えるのも良いですね)にすることも可能ですから(もはやフライデーではなくなりますが)、1日限定にしなければ休みの日をプレミアムフライデーに合わせることもできるようになるでしょう。

 

便乗して、利用して、オイシイ思いをする。もうケチを付けずに、いかに環境の変化に適応していくか。それを考えるのが得策です。

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所