難しくなったの? 2016年 社労士試験の合格率は4.4%

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去年、2015年に実施された社労士試験では、合格率が2.6%でしたから、数値としては少し上昇した感があります。

社労士試験の合格率が2.6%まで急低下した。


合格者数も、2015年は1,051人、2016年は1,770人ですので、増えています。


私が社労士試験に合格したのが2004年で、その頃は確か合格率は9.7%ぐらいだったのではないかと記憶しています。毎年の合格率は10%弱で、合格者も毎年4,700人ぐらいいました。

じゃあ、10年ほど前は簡単な試験で、今は難しくなったのかというと、そうでもなく、試験問題を見ても、特に難化したとは感じられず、いつも通りな内容です。


4.4%という数字だけを見ると、異様に難関なイメージを抱くかもしれませんが、社労士試験の合否を分ける基準はシンプルです。

基本知識を確実に固めておくと合格する。逆に、基本を雑にすると、アッサリと不合格になる。これが社労士試験の特徴です。

国家試験ですから、さも難しい問題が出題されるのではないかと思うでしょうが、実際は基本問題のオンパレードです。

ただ、誤解してはいけないのは、「基本 = 簡単」ではないということ。基本や基礎というと、「んなもん、簡単だゼ」、「チョロいチョロい、余裕だね」と油断する人が多いですが、そういう人はまず不合格になります。

基本知識を雑にしていると、ポンポンと不正解になり、驚くほど点を取れないのが社労士試験。逆に、基本知識を入念に理解しておくと、着々と点数がアップします。

基本問題や基礎問題をシツコイほど繰り返す。これで私は大学生の頃に社労士試験に合格しました。

 

この手の試験は、合格率で資格のグレードを分ける傾向があり、合格率が高ければ資格の価値が相対的に低く、合格率が低い資格ほど価値が高いように考えるフシがあります。

私も学生の頃は、そういう単純な思考で資格を分類していましたが、資格の難易度とその価値は比例するとは限りません。難易度の高い資格だと、弁護士や気象予報士、会計士などがありますが、そういう資格を取れば人生がバラ色になるのかというと、現実はそんなに単純ではありません。

士業系の仕事は、自営業であって、やればやるほど稼げる商売ですが、会社員や公務員のような価値観を持っている人には向かないんですね。

「資格を取れば、何とかなる」、「人生、大逆転できる」、「順風満帆な未来が待っている」、学生だとこういう妄想を抱くものです。明るい未来を想像して、何事も積極的にチャレンジするのは良いことですので、やってみたい人はやってみてもいいとは思います。

ただ、こうすれば、こうなるだろう、という安易な思考をするタイプの人には士業の仕事は向きまえん。何事も無難に済ませる。言われたことを、言われたとおりにキッチリやる。変わったことはしない。突飛な発想はしない。人と違うことは嫌い。こういう考えを持つ人には士業全般が向きませんので、他の仕事なり商売をする方が向いていると思います。


屋台のラーメン屋と士業は同じです。
中小企業のオッチャン社長と士業は同じです。
花屋を開店して商売するのと士業は同じです。


官軍か賊軍かと言われれば、士業は賊軍でしょうね。

 

 


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山口正博 社会保険労務士事務所
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