book843(プレミアムフライデーよりも毎週3連休がいい。)

 


金曜日に時短するよりも休みにする。


金曜日の勤務時間を減らして、個人消費を増やそうという取り組みがプレミアムフライデーという名称で検討されています。

実現のためには、週末である金曜日の勤務時間を短縮する必要がありますが、どうやってピンポイントで金曜日の勤務時間を短縮するかがポイントになります。

構想では、15時に仕事を終えて、アフター5ならぬアフター3でもって、買い物やレジャーに費やす時間を増やそうと考えられています。

金曜日の勤務時間だけを狙って短縮しようとすると、ノー残業デーのようなスローガンだけの形式的なものでは実現しにくいですから、具体的な仕組みが必要です。



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では、どうやって金曜日の勤務時間を減らすか。ここが考えどころです。

 



1日10時間勤務。週休3日。

1つの方法としては、金曜日を休みにしてしまうのも一考です。勤務時間を短縮するのではなく、丸々休みにする。

どうやって金曜日を休みにするかというと、変形労働時間制を使います。

金曜日の勤務時間、フルタイムだと8時間ですが、これを他の曜日に持っていきます。



月曜日:8時間
火曜日:8時間
水曜日:8時間
木曜日:8時間
金曜日:8時間
土曜日:休み
日曜日:休み

これが典型的な勤務シフトですね。


ここで、金曜日の8時間を他の曜日に配分します。



月曜日:10時間
火曜日:10時間
水曜日:10時間
木曜日:10時間
金曜日:休み
土曜日:休み
日曜日:休み

これで金、土、日と3連休になります。


月曜日から木曜日まで10時間になっていますが、金曜日の8時間を4等分し、それを4日間に配分したため、10時間になっています。

この場合、8時間を超えて残業になっているように思えますが、変形労働時間制を導入している場合、8時間を超えても割増賃金は不要です。名目上は8時間を超えて残業になり、割増賃金が必要であるかのように思えますが、変形労働時間制を利用すると、残業扱いにはならないのです。

変形労働時間制には時間のポートフォリオを組み替える効果があります。その効果を利用して、金曜日の勤務時間を他の日に分散させ、トータルで週40時間を超えなければ、割増賃金は必要ないというわけです。他にも、いくつかの制約が変形労働時間制にはありますが、ザックリと理解するには上記の通りで結構です。

週4日勤務にして、勤務時間を10時間にするという方法は、ユニクロでも導入されています。

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ユニクロのケースでは、来客が多い土日祝日には10時間出勤して、平日に休みを設定し、週休3日にしています。

変形労働時間制を利用して、金曜日、土曜日、日曜日と毎週3連休にするのは難しいものではありません。固定した勤務シフトで、1日10時間勤務にして、休みを週3日にするだけですので、トリッキーな部分はありません。

金曜日に2時間だけ勤務時間を減らすのは難易度が高いですが、金曜日を丸々休みにして、週休3日に変えるのは易しいでしょう。

 

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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