読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

残業を減らすスマートな方法。それは音楽。

 

news.mynavi.jp

 

 

残業を減らすとなると、思いつくのは、残業を許可制にしたり、承認制にしたり、他には届け出書類を書いたりと、あまりスマートな方法ではない。

決まった時間になると、オフィスの電気を消す、パソコンをシャットダウンするなど、荒っぽい方法もありますね。



法律を取り扱う人は、条文や契約、規程、規則といった制度を弄くって残業に対処しようとする傾向があります。それが仕事だから仕方ないのですけれども、対処法のレパートリーが貧弱なのが残念なところ。

業務命令がない残業は無効とか、残業したときは申請書を書かないといけないとか、何だか強引な方法が多いんですね。


今では、音楽を使って働き方に影響を与えることもできるようで、オフィス向けのBGMサービスを導入して、残業を減らす試みもあります。

office-sound.com

 


音楽を流して残業が減るならば、許可制や承認制で押さえ込む強引な方法よりも、よっぽどスマートです。

顧客と頻繁に接触する職場だとBGMが流れているところは多いですね。例えば、飲食店、小売店だと、色々な音楽が流れ続けていて、無音の居酒屋とか、無音のスーパーマーケットは皆無です。他にも、パチンコ屋だと、これでもかというほど大音量でBGMが流れていて、人の声が聴こえないぐらいですからね。

音楽を聴くと確かに人の気持ちは変わります。アップテンポな曲を聴くと、気分が高揚し、気分がソワソワするもの。逆に、スローテンポな曲、例えばクラッシックやジャズを聴けば、気分が落ち着いて、動作がゆっくりになっていく。

午前中に元気な音楽を聴いて、夕方から夜にかけてはスローなジャズを聴く。こういう聴き方もありますね。四六時中、同じ音楽を聴き続ける人もいますが、時間帯に合わせて聴く音楽を変える人もいます。

お店が閉店間際になると、BGMが変わるのはご存知のはず。よくあるのは、閉店の10分前になると『蛍の光』が流れ始めるところ。「蛍の光 = エンディング」というイメージが定着していますので、閉店のBGMで使うところも多いですね。紅白歌合戦のエンディングでもお馴染みです。

パチンコ屋では開店直後のBGMで軍艦マーチを流すところがあります。私はギャンブルをしませんので、頻繁にパチンコ屋に出入りするわけではありませんが、流れている音楽は外からでも聴こえます。

開店直後は軍艦マーチを流し、その後はテンポの速い曲を流す。トランス、ダンス系ミュージックなどを大音量でジャカジャカと。パチンコ屋で大音量かつテンポの早い音楽を流すのは、お金を使う速度を早める効果があるため。


先ほど書いたように、テンポの早い音楽を聴くと、落ち着きがなくなりますし、テンポの遅い曲を聴くと気分がクールダウンします。そのため、テンポの早い曲を大音量で流すと、正常で落ち着いた判断がしにくくなり、お金を浪費する速度が上がってしまうわけです。


一方、例えば、病院でヒーリングミュージックを流すのは良い方法です。聴いた人に落ち着いた感情を起こさせますし、病院に来る人に安心感を抱かせます。

カフェやレストランで、小洒落た音楽が流れているのも、ゆっくりと過ごしてもらうためです。お客さんの回転を早めたい場合は、ユッタリした曲ではなく、テンポの早い曲をBGMとして流せば、目的を達せられます。これはパチンコ店と同じですね。




事務系のオフィスはBGMが流れていないところが多く、パソコンのキーボード音がカシャカシャ、電話のコール音がプルプル、人の話し声がヒソヒソ。清潔な職場ではあるものの、音に関しては貧弱なんですね。


オフィス用のBGMを流すにも、ずっと流すのではなく、指定の時間だけ音が流れるようにすることも可能です。

始業から1時間だけフレッシュなBGMを流し、お昼の時間にはランチタイムらしいカフェで流れそうな音楽、終業間近になったら「そろそろ終わりですよ」と思わせる音楽を流す。終業10分前に蛍の光を流すのもアリですね。「本日も、ご来店まことにありがとうございました」という雰囲気になります。

ロッキーのテーマ曲を使って、終礼の合図にするところもあるようで、確かに周りの人が仕事をしていると帰りにくい雰囲気があって、その雰囲気をリセットする効果はあるでしょうね。

静かすぎるとかえって集中できない。こういう経験、ありますよね。物音1つしない部屋よりも、喫茶店のようなちょっとザワザワしてノイズがある場所のほうが集中できる。BGMは静かすぎるオフィスに適度なノイズを加えて、それを集中しやすい環境に変えているのでしょうね。

残業を削減する効果も、BGMを導入した場合は9割以上の人が効果があると感じており、残業時間は15%も減ったとのこと。

残業を許可制にしたり申請制にしてもこれほどの効果は期待できません。許可や申請にはチェックが必要で、最初の1ヶ月、2ヶ月ぐらいはチャンと管理しますが、次第にダレてきて、全ての残業がOKになってしまい、許可や申請が形骸化します。

BGMならば書類は要りませんし、許可や申請も不要です。



音楽を労務管理に取り入れる。こういうスマートな方法、私は好きです。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所