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book837(有給休暇取得率100%でも残る有給休暇。)

 

「取得率100%」と表記されると、「あぁ、チャンと有給休暇を取れるんだな」と思ってしまいますが、言葉の意味というのはなかなかクセモノで、解釈する人によって意味が変わることもあります。

もし、「申請した休暇は100%取得できる」という意味だったらどうか。日にちを指定して休暇を申請し、その後に実際に休みますが、申請から取得まで確実に実行できるとしても、休暇は残ることがあります。

申請すれば全部取れるけれども、申請しなかった休暇はそのままになる。これでも「取得率100%」と表記できるわけです。



つまり、取得率100%というのは、「全ての有給休暇を取得できる」という意味とは限らず、「申請した休暇を100%取得できる」という意味である可能性もありますよね。

取得率ではなく、「時効で消滅する有給休暇をゼロにする」というならば、これは全ての有給休暇を取得できると考えても良さそうです。

取得率100%、消化率100%、取得可能率100%など、表現は色々とあるでしょうが、言葉というのは自分が解釈したとおりに他人も解釈しているとは限らないものです。

 

100%、絶対、必ず、間違いなく、確実に、などの言葉を使うときは、強いコミットメントを示すものですが、本当に「100%」なのか、本当に「絶対」なのか、本当に「間違いなく」なのかと考えてみると、時に違っていたりするものです。

嘘をつく人ほど強いコミットメントワードを使う傾向がありますので、上記のような言葉を見たり聞いたりしたときは、ちょっと止まって考えてみると真実が見えます。



私がこのように書いているのだから、絶対間違いありません。

( ↑ こんなことを書く人はアブナイので注意)

 


 

山口正博 社会保険労務士事務所
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© 社会保険労務士 山口正博事務所