就業中にポケモンGO、大丈夫?

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7月22日に日本でプレイが可能になったポケモンGO。主なユーザーは小学生かと思いきやオネーサンやオニーサン、オジサン、オバサンまで熱中し始めて、スマホ界隈はもうポケモン一色になった感じ。

熱中する対象を見つけて、自分が持っているリソースを注ぎ込むのは良いことだし、夜遅くに新宿御苑に集まったり、大阪城の周りに集まったりと、隨分と皆さん熱心な感じ。

どこでモンスターがポンと現れるか分からないので、とりあえずアプリを起動して画面を見ている。そんな人も少なくない。

歩きながら、自転車に乗りながら、スマホの画面に気持ちが向いて、危なっかしい人もいて、さらに驚くべきはバイクを片手で運転し、もう片方の手にはスマホがあり、画面をチラチラと見ながらアクセルハンドルを回す人までいる。もはや曲芸運転とも言うべき状態で、「もう免許を停止すべきなんじゃないか」と思えるほどスマホバイクは危ない。


自分の身を危険にさらしてまでプレイしたくなるゲームだが、ここまで気持ちが向いてしまうと、仕事中にスマホをいじってしまう人も出てくる。

「流行っているんだからいいじゃないか」と言いたくなるだろうが、仕事中に私物のケータイを操作していると、いわゆる「職務専念義務」というものに違反する。

職場では仕事に集中するようにとの内容が就業規則に書かれていることがあり、スマホをいじくっていると、場合によっては懲戒処分の対象にされる。

就業規則の内容は会社によって違うし、違反しても何も言われない、何もペナルティが無いとろもある。ただ、就業規則の内容に違反して、実際に本人を懲戒処分にするかどうかは会社の裁量次第なので、他の会社では許されても、自分が所属している会社でも許されるとは限らない。


中には、仕事中にケータイを持ってはいけない職場もある。私も学生の頃に経験があるが、飲食店では仕事中にケータイを持つのはダメだった。とはいえ、当時のケータイといえば、スマホではなく普通のケータイ(パカパカ開閉するタイプのもの)が主流で、持たないならば持たないでもさほど不便ではなかった。

今でも、飲食店では就業中に通信機器を持ち歩くのを禁じている店も多いはず。飲食店の仕事でスマホを使う機会など無いし、店の敷地面積も狭いので、誰かに連絡するときは本人がいる場所まで行って伝えれば足りる。

移動範囲が広い職場ならば、業務用のPHSを使うとか、あとは無線機を使うのもいい。あえて仕事中に私物のスマホを使うことも無い。

ただ、イマドキのケータイは、単に電話するだけのものではなくなり、LINEやSnapchatのような連絡手段もあって、業務でも積極的に使っている職場もある。そういう職場では、自ずと仕事中であっても自分のスマホを持ち歩いているし、業務中にケータイをチラチラと見る人も出てくる。

スマホを操作していると、「アイツ、遊んでるな」と見た目で判断されることもしばしば。仕事の連絡をしていても、「何をケータイなんていじっているんだ」と言われ、さも遊んでいたかのように誤解される。

就業規則には職務専念義務というルールが書かれている(就業規則を見たことも、読んだことも無い人もいるだろうが)ことが多いので、仕事中にはケータイを触らず、休憩時間に好きなだけポケれ(ポケモンGOをプレイすること)ばいい。

仮に懲戒処分にならなくても、別室に呼ばれてグチグチと言われるのはイヤなものなので、仕事中は素直に仕事をしているのがいい。

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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