book830(振替休日の期限を決める方法)

 


振替休日はいつまでに取得すればいいの?


休みの日を勤務日に切り替えて、他の日に休む。これは、いわゆる振替休日ですが、勤務日と休日を入れ替える際に問題になるのが、「いつまでに振り替えた休日を取得すればいいのか」という点です。

典型的な振替勤務は以下のようなものです。




15日 月曜日:出勤
16日 火曜日:出勤
17日 水曜日:出勤
18日 木曜日:出勤
19日 金曜日:出勤
20日 土曜日:休み
21日 日曜日:休み

22日 月曜日:出勤
23日 火曜日:出勤
24日 水曜日:出勤
25日 木曜日:出勤
26日 金曜日:出勤
27日 土曜日:休み
28日 日曜日:休み



土曜日と日曜日が休みですが、21日 日曜日の休みを24日の水曜日と振り替えることにします。


15日 月曜日:出勤
16日 火曜日:出勤
17日 水曜日:出勤
18日 木曜日:出勤
19日 金曜日:出勤
20日 土曜日:休み
21日 日曜日:振替出勤

22日 月曜日:出勤
23日 火曜日:出勤
24日 水曜日:振替休日
25日 木曜日:出勤
26日 金曜日:出勤
27日 土曜日:休み
28日 日曜日:休み



先に振り替えで出勤し、後から振替休日がスケジュールに入る典型的なパターンです。

もちろん、この振り替え処理は何も問題ないものですが、21日に振り替え出勤があり、後から設定されるはずの振替休日がいつまでも取得できないというケースがあります。

振替休日をいつまでに取得するのかという期限が無いため、先に振替出勤したものの、いつになったら振り替えの休日を取得できるのか分からない。場合によっては休日が消滅してしまうなどという場合もあり得ます。

なぜ振替休日の期限が問題になるのかというと、後から休日を取るとなると、期限が定まらないからです。3日後でもいいし、1週間後でもいい。1ヶ月後でも、7ヶ月後でもいい。こんな状態だから、いつまでも振替休日を取得できないという事態が生じるわけです。

では、どうやってこの問題をクリアするのか。

難しいように思えますが、解決法は思いのほか簡単です。

 

 

 

 

先に休日、後から振替出勤。


先に答えを書いてしまうと、「先に休日を取って、後から出勤する」、これだけです。「へ?」、「はぁ?」と反応したくなるところですが、まぁまぁ、落ち着いてこの先を読んでくださいな。

普通は先に出勤して、後から休日がくるのですが、この順番を逆にします。



8日 月曜日:出勤
9日 火曜日:出勤
10日 水曜日:振替休日
11日 木曜日:出勤
12日 金曜日:出勤
13日 土曜日:休み
14日 日曜日:休み

15日 月曜日:出勤
16日 火曜日:出勤
17日 水曜日:出勤
18日 木曜日:出勤
19日 金曜日:出勤
20日 土曜日:休み
21日 日曜日:振替出勤

22日 月曜日:出勤
23日 火曜日:出勤
24日 水曜日:出勤
25日 木曜日:出勤
26日 金曜日:出勤
27日 土曜日:休み
28日 日曜日:休み


振り替え出勤する日は先程と同じ21日の日曜日です。一方、振替休日は、21日よりも前、10日の水曜日に配置しています。

このようにすると、どのような効果があるかというと、振替休日を取得する日程を限定できます。

振り替え出勤する日は21日ですから、これよりも前となると、自ずと幅が限られますよね。例えば、今日の日付が5日だとすると、振り替え出勤の日は21日なので、6日から20日の間で振替休日を入れないといけなくなります。


後から振替休日を取得するとなると、いくらでも先延ばしする余地がありますが、先に振替休日を取得するようにすれば、今日の日付から振り替え出勤の日までの間に範囲を限定できるので、いつまでも振替休日を取得できないなどということは起こりません。


先に出勤して、後から休日。これが振替休日の一般的イメージですが、その順番を逆にすれば、よりキッチリと振替出勤の処理ができるようになります。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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