book823(「有給休暇制度あり」という表記。いいのコレ?)



求人雑誌なり、お店の店頭に貼られている求人ポスターを見ると、ちょくちょく見かけるのだが、「有給休暇制度あり」と募集条件に書かれていることがある。

勤務地や勤務時間、賃金など、色々と求人情報はあるのだけれども、有給休暇制度ありと書かれていると、じゃあ逆に「有給休暇制度なし」というケースもあるのかと思えてしまう。

正社員じゃないと有給休暇はないと思っている人もいるかもしれないが、有給休暇が付与されるかどうかは、正社員かどうかで決まるものではない。

フルタイム社員であれ、パートタイム社員であれ、学生であれ、有給休暇はある。



労働基準法39条では、

『使用者は、その雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。』

と書かれており、この内容に当てはまれば、有給休暇を使える。

また、「週5日勤務じゃないと有給休暇は無いんじゃないか?」と考える人もいるかもしれないが、必ずしも週5日勤務でなくても構わない。週4日でも週2日でも、さらには週1日勤務であっても有給休暇はチャンとある。

 

www.mhlw.go.jp

 


週1日以上で勤務している人が大多数だろうから、企業側で有給休暇の有無を決めるものではなく、ルールに基づいて有給休暇の付与日数は決まる。


正社員でなくとも、週5日勤務でなくとも、1日8時間勤務でなくとも、有給休暇はあるので、人材募集の情報として「有給休暇制度あり」と書くと、その受け取り方によっては、さも有給休暇が無い場合があるかのように思わせてしまう。

とはいえ、「チャンと有給休暇を使えますよ」とアピールするために「有給休暇制度あり」と書いている可能性もあるので、一概に表記するのが良くないとも言えない。


何かがあると書かれていると、「じゃあ、無い場合もあるの?」と反対解釈する人もいる(私のように)。

例えば、ラーメン屋、もしくは中華料理店で、「本日、担々麺はありません」と言われたら、「じゃあ、昨日はあったの?」、「お昼ならまだ食べられたの?」、「明日来れば食べれる?」など、身近な場面でも今回と似たような解釈というものはされていますよね。


まぁ、些細なことですが、気になりましたので。

 

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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