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book819(3万円を貰うどころか、300万円を失いかねない。)

 

 

お金が動くと、悪い人も動く。

「1人3万円」という数字で有名になった高齢者向け給付金だが、「子育て世代にお金を回さず、年寄りにお金を回すのか」と言われていたが、すでに申請手続きを受け付けている。

 

www.2kyufu.jp


なぜか厚生労働省のメインドメイン(www.mhlw.go.jp)じゃなくて、「www.2kyufu.jp」というドメインだったので、「これはフィッシングサイトじゃないのか?」と疑ったが、どうも本物らしい。

あえて別ドメインにしなくてもよさそうだけれども、まぁ、色々と事情があるんだろうねぇ。

人は「お金が貰える」という情報をキャッチするとコーフンするもの。今回は1人につき3万円という大盤振る舞いなので、高齢者向け給付金について知っている人は多い。

お金が動くときというのは、悪い人も動くもので、この手のイベントが発生すると、高齢者を狙ってオカネを騙しとってやろうとする人が出てくる。

また、悪い人というのは、だいたい頭が良い。別に褒めているわけではないけれども、「果実の匂い」を嗅ぎとる能力に優れていて、何をどうすればオカネが入ってくるか。そういう仕組みを構築して、色々と悪さをするわけ。

 

 

 

悪いことを考える人は、トレンドをキャッチするのが上手い。


時代の流れというか、トレンドというものに敏感なのだ。ワルイことを考える人は。

何年前だったか、確か2008年だったか、「消えた年金」というものが話題に鳴りましたよね。行政機関が年金記録を逸失してしまい、正しく年金を支払えなくなったというトラブルでした。

その頃にも、「消えた年金を取り戻すために、ナントカ、カントカ」と言って、お金を奪い取ろうとした人がいたはずです。自分の年金、つまりオカネですから、それを取り戻せると案内すれば、まぁ人は反応してきます。

なぜか年金を取り戻すのに、ATMの操作が必要だったり、何の前触れも無く自宅に電話をかけてきたり、ATMの操作方法まで丁寧に電話で案内してくれたりと、手の込んだことをしてきます。ワルイ人は。

ATMを操作しても、年金記録には何の影響も与えないのですけれども、口も八丁手も八丁でアプローチされれば、誘導されてしまう人もいるのでしょうね。



他にも、毎年のことですが、確定申告の時期になると、医療費控除関連で騙そうとしてくる人がいるはずです。「払った医療費が戻ってきますよ」という誘い文句で、これまたATMで操作を要求する。

しかし、好きやなぁ〜、ATM。ワルイ人はATMが大好き。そう言っても過言ではありませんね。



お金が戻ってくるとアピールされると、人は食いつくもの。自分の利益にならないことには興味がありませんが、何か得をする場面になると、急に人は興味を持ち始めます。特に現金、もしくはそれに相当するような金券類を手に入れられるとなると、人は簡単に動きます。

アナタも好きでしょ? キャッシュバックとか。「そんなこと無いぞ!」と心のなかで思ったアナタ、素直じゃないですね。

魚を釣るための餌には虫を使いますけれども、人を釣るためにはお金を使うのです。



今ならば、マイナンバー関連の詐欺もありそうですね。「マイナンバーカードを期限までに申請しなければ費用がかかるようになるので、今すぐに手続きしなければいけないんです」と言って、これまたATMで手続きのための費用を支払う。

マイナンバーカードを申請しなくても差し支えはないですし、申請の期限もありません。もちろん、費用もかからないので、申請すれば市町村の窓口でカードは無料で発行されます。

補助金、給付金、何らかの還付、マイナンバー、こういったトレンディーなイベントに合わせて詐欺を働いてくるので、この手の話題に注意していれば、振り込め詐欺などを防げるでしょう。

 

『お金が動くときに悪い人も動く』

少なくとも、これだけは頭のなかに入れておいて欲しいところです。

 

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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© 社会保険労務士 山口正博事務所