1日20時間労働だからといってツライとは限らない。

 

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1日20時間と聞くと、さも労働時間が長いように思えますが、タクシーでの仕事は手待ち時間が長いのが特徴。

 

駅前に行けば分かります。特にターミナル駅、主要駅には、タクシー専用のロータリーが設けられていて、そこにタクシーがズラッと客待ちしています。

 

クルマの中でボーッとしている運転手、外に出てタバコをふかしながら他の運転手と井戸端会議をしている人たち。これも全て手待ち時間に計上され、労働時間を長くしています。

 

客待ちしている時間を全部計上すれば、労働時間は8時間どころか12時間、17時間とドンドン長くなります。そのため、1日20時間という労働時間は、ある程度割り引いて考えないといけないでしょう。

 

月給の部分も、売上50万円で月給25万円だとすると、他にも細かい計算事項はあるのでしょうが、売上の50%が回ってくるとすれば、悪い条件ではなさそうです。

 

 

単純に労働時間の長さだけを見ていては、実態は分かりません。20時間ずっとお客さんを乗せて乗務していたのか、それとも、20時間のうち半分以上を客待ちで消化したのか。時間数だけでは内訳が分からないので、簡単には判断できません。


駅前でタクシーがズラッと並んでお客さんを待っているのは、電車を降りた人に乗ってもらうのが狙いでしょうが、晴れた日はタクシーには乗りません。

 

雨の日にタクシーに乗りたくなるのは当たり前です。電車を降りて、傘を持っておらず、「あー、降ってるなぁ、、」と、そこに、目の前にタクシーが待っていたら、乗りたくなるでしょう。雨が降っている日は駅前で待ち構えるだけでお客さんが来ます。

 

 

問題は、晴れた日にいかにしてタクシーに乗ってもらうか。

 

雨の日も、晴れの日も、常に駅前のロータリーでタクシーが待っているのが当たり前のようになっていますけれども、雨の日はそれでいいとしても、晴れの日はちょっと工夫が必要です。

 

晴れているならば、駅前よりも、例えば飲食店街の方で待っておく方がお客さんが来るんじゃないか。

 

他にも、イベント会場を予め調べておいて、その会場の近くで客待ちをするのもいいですね。音楽コンサートとか、大相撲の会場とか、展覧会の会場周辺など。ネットでイベントを検索し、お客さんが流れてきやすい場所でお迎えすると営業がラクになります。

 

イベント開始前は、最寄りの駅で待ち構えて、イベント終了時刻のちょっと前に、会場近くで客待ちします。見込み客の流れに合わせて仕掛ける場所を変えていきます。

 

「イベントなんて、頻繁にはないよ」と言いたいかもしれませんが、調べれば何がしかのイベントは毎日あります。小規模な文化セミナーでも、老人会の集まりでも、保育園の学芸会でも、運動会でもいい。「足」を欲している人がいる場所に、タクシーを近づけておくだけです。

 

今は4月ですから、花見客を狙って客待ちするのも面白そう。花見のスポットは毎年同じですから、その会場近くでお客さんを集めるわけです。

 

固定報酬よりも成果報酬にウェートを置いているタクシー業務ですから、晴れの日に駅前でグダグダしていれば、労働時間は長くなり、報酬は少なくなります。

 

お客さんがいそうな場所を狙って、客待ちすれば、晴れの日でも攻めの営業ができます。

 

 


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山口正博 社会保険労務士事務所
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