book800(クラウドソーシングは受注するより発注するほうが儲かる。)

 

 

受注する方が儲かるように思えるが、、。

 


月収20万円を超えたクラウドワーカーは111人とのことですが、これを良い数字と解釈するか、それとも良くない数字と解釈するかは人によって変わります。

在宅だけで稼げる? クラウドワーカーは「ブラック」か「福音」か
http://blogos.com/article/165514/



クラウドソーシングを受注するとなると、お世辞にも良い報酬とは言えない額が提示されている場合があり、ちょっと高額な案件になると、急に条件が厳しくなる傾向がありますね。


内職感覚でちょっと取り組む程度だと、ほんのお小遣い程度しか稼げない。在宅で仕事ができるという手軽さはあるものの、主力の収入源とするには心もとない。


ただ、これは受注サイドの感想です。クラウドソーシング市場で受注し、作業をして、成果物を納品する。そして報酬を得る。クラウドソーシングの話は、受注者の視点で進むことが多いのです。

 

では、発注する側はどう感じているか。クラウドワーカーに何か仕事を依頼し、報酬を支払う。出費が発生しているので、案件を受注するよりも何だか損している感じがするかもしれませんが、実は仕事を受注するよりも発注する方が稼ぎやすいのではないでしょうか。

 

 

発注者はお金を使ってお金を稼いでいる。

 


仕事を発注するとなると報酬を支払う側になりますから、「オカネが出て行くのだから、稼げないでしょう?」と思いがちです。

 

確かに、出費が発生している部分だけに着目すると、確かに稼いでいない状態です。しかし、もう少し視点を先に向けるとどうか。

 

例えば、スマホアプリのロゴを5,000円で作ってもらう案件を発注者が出す。その案件をクラウドワーカーが受注し、ロゴを作成する。その後、成果物であるロゴを納品して、発注者が受注者に5,000円を支払う。これがクラウドソーシングですよね。

 

この時点で、受注者は5,000円を稼いで、発注者は5,000円を失っています。稼いでいるのは受注者であると分かりますね。

 

しかし、ここで思考を止めてはクラウドソーシングの本当の姿が見えません。

 

成果物であるスマホアプリのロゴを5,000円で作ってもらった後、発注者は何をするか。素直に考えると、自らで企画し、作成したスマホアプリをリリースするはずです。アプリ内で課金したり、広告を掲載したり、何らかのコンテンツをアプリ経由で販売したりなど。色々と商売で利用するわけです。

 

ロゴを5,000円で作ってもらった段階では支出が発生しましたが、その後、スマホアプリで収益を得て、その収益が300,000円になったとしましょう。

 

ロゴだけでスマホアプリが構成されているわけではなく、本体のプログラム、企画、運用など、色々とコストが発生しているでしょう。諸々のコストが250,000円発生したとして、ロゴの制作代金5,000円をそこに加算して、255,000円とすると、残った利益は45,000円です。

 

つまり、発注者は、クラウドワーカーに仕事を発注し、その成果物をお金で買う。そして、手に入れた成果物を使ってお金を稼ぐ。

 

作業をして報酬を得る人。
お金を使って、成果物を購入し、それを使ってより大きな報酬を得る人。

 

どちらでも好きな方を選べますが、後者の方が随分とラクをしている感じがします。自分1人で仕事をするよりも、お金を使って他の人の力を借りながら仕事をする方が賢いのではないでしょうか。

 

報酬を受け取る側よりも、報酬を支払う側の方が有利になる。それがクラウドソーシング市場の真の姿なのでしょう。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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