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book798(始業前にラジオ体操をやりたい。)

 

始業時間前にやってしまう会社


ラジオ体操なんて、学生の頃は運動会の練習などで何度もやりましたが、今は全然ですね。

会社で仕事の前にラジオ体操をするところがまだあるようです。「まだ」というところが昔懐かしい感じですが、前からやっていることだから今でもやっている。まぁ、一種の惰性や経路依存のようなものでしょうか。

体を動かすことは良いのですが、始業前に集まってラジオ体操を始めるものだから、ちょっと問題です。

例えば、始業時間が9時だとして、その5分前、8時55分には全員が集まってラジオ体操を始める。例のあのラジオおじさんの声で始めるのでしょうね。

ただ、始業時間前に集合させると、嫌がる人もいます。「まだ仕事の時間じゃないのに、、、」と。

勤務時間にカウントしていないため、一種の無賃労働の時間が発生しており、ラジオ体操が仕事前の義務のようなものだとすると、その時間を遡って賃金として請求される可能性もあります。

ラジオ体操なんてヤメちゃうというのもアリですが、サービス労働にならずにラジオ体操を残す方法もあります。

 




時間をズラすだけ。


方法は2つあります。

1,始業時間からラジオ体操を開始する。
2,もしくは、始業時間を早める。

この2つのどちらかを選択すれば、ラジオ体操を継続できます。

チャンと勤務時間に計上するだけですので、体操のために5分必要なら、始業を5分早める。もしくは、始業時刻の9時からラジオ体操第一を始める。


ラジオ体操だけでなく、朝礼や掃除も同様です。いずれも仕事の一部を構成しているので、勤務時間内に含めて実施するだけです。

「5分ぐらいだからいいじゃないか」と思う方もいらっしゃるでしょうが、お店で買物をするとき黙って5%引きにして支払う人はいませんね。請求額は1,000円なのに、950円しか払わない。なかなかのムチャぶりです。


労務管理では、1,000円を節約して10,000円を捨てるようなことはしないほうが賢明です。

 

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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© 社会保険労務士 山口正博事務所