読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

大病院に飛び込みで行くと、ロクなことがない。


紹介状なく大病院受診、患者負担5千円以上に 4月から
http://www.asahi.com/articles/ASJ1W547YJ1WUTFL006.html


 厚生労働省は、紹介状なしで大病院を受診した患者に初診時で5千円以上、再診時で2500円以上の定額負担を求める方針を決めた。安易な受診を抑えて大病院が重症患者の治療に専念できるようにする狙いで、診療所との役割分担を図る。4月から実施する。
 
 近くに診療所がなく大病院に行くしかない地域の患者は、定額負担を免除される。診察後すぐに入院が必要だったり、急病や天災などで搬送されたりした場合も負担する必要はない。


確か数カ月前に、紹介状なしで大病院に行くと負担が増える仕組みを作るとニュースになったが、今年、平成28年の4月から始まるようです。

 

www.growthwk.com

 


これは病院にとっても、患者にとっても、良い仕組みです。私は過去に大規模な病院に行き、風邪の診療で2時間30分待たされた経験があります。それほど長時間待って、どれほどの診察がされるのかと思いきや、簡単な問診と聴診器でポンポンとするだけ。時間は5分程度。自宅から近いという理由だけで選ぶと、エライ目に遭います。

待ち時間に見合わない診察内容で、考えると実にアホらしい。

なぜこんなに待たせるのかと憤慨する人もいるでしょうが、それは見当違いです。たかが風邪ごときで大規模病院に行く方がダメなのであって、患者を待たせる病院に非はないのです。

小さなクリニックや診療所だったら、待ってもせいぜい20分で済みます。2時間も待たせるところは無いですし、すごく混み合っていても、私が経験した待ち時間はせいぜい40分ぐらいでしょうか。2時間30分なんてあり得ません。

大きい病院だから信頼できる。大き病院だからチャンと診察してくれる。素人にはそういう思い込みがあります。しかし、実際は、病院の規模で診察内容は変わらない。風邪の診療だと、どこも似たり寄ったりで、薬も同じものを出してきます。

まずは自分がよく利用する小規模なクリニックや診療所で診察してもらい、そこでは対処できない範囲だと判断されたら、紹介状を書いてもらい、規模が大きい医療機関に紹介状を持って行く。このルートだと、2時間30分も待たされることはありませんので、病院に到着してすぐに診察室へ案内してもらえます。

大病院へいきなり行くと負担が増える仕組みをもっと昔から設けておいて欲しかったですね。「大病院に行く前にまずはかかりつけ医へ」、「いきなり大病院へ行くと、長時間待たされ、費用負担が大きくなります」などとプロモーションしてくれていれば、私も時間を浪費することがなかったろうに。

医療機関は役割を分担しています。小規模な病院やクリニックが前衛で患者に対し初期対応をして、大規模な病院が後衛ポジションとして、小規模病院で対応しきれなかった患者を引き受ける。

2時間30分も待たされたのは、「いきなりウチのような病院には来ないでくれ」という病院からのメッセージだったのかもしれませんね。

山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所