book794(病院の窓口で高額療養費の手続きを完了する方法。)




立て替え払いはもう不要。


病院代の支払いが多くなった時、健康保険には高額療養費制度というものがあり、それを利用すると、自己負担額がグッと少なくなります。2015年現在では、健康保険料は約10%に達しており、税金のように可処分所得を減らしてきますが、高額療養費制度のようなメニューを利用して元を取りたいところです。

10年ぐらい前だと、高額療養費を申請するには、まず先に自己負担分を本人が出しておき、その後で高額療養費が支給される仕組みでした。例えば、100万円の病院代に対して、自己負担が3割で30万円。この自己負担分をまず先に本人が立て替えておく。そして、その後に、20万円ちょっとが高額療養費として支給されるものでした。

以前は、立て替え払い用の融資もありましたからね。過去形で書いて、今はもう融資制度はないのかというと、今でも融資制度はありますが、利用する人は減っているでしょう。

高額医療費貸付制度について


現在では、限度額適用認定証という便利なものがあり、これを使うと、病院の窓口で高額療養費の手続きを完結でき、あとから高額療養費を申請する手間が無くなり、立て替え払いも不要になります。

医療費が高額になりそうなとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会


申請する手間や立て替え払いが不要になったといっても、限度額適用認定証を発行してもらうための手続きは必要ですので、これは自分でやらないといけません。




申請して4日目に届いた。


限度額適用認定証を申請するには、健康保険証のコピーと申請書、この2点を健康保険協会へ郵送します。

コピーは自宅のプリンターやコンビニのコピー機を使って用意します(コピーは表面だけでOKです)。次に、申請書は、健康保険協会のウェブサイトにPDFで用意されています。

健康保険限度額適用認定申請書


PDFを印刷する際には、自宅のプリンターだけでなく、コンビニのコピー機も利用できます。microSDやUSBメモリーにPDFデータを入れて、コンビニのコピー機で文書プリントメニューから印刷できます。

マルチコピー機でできること|セブン‐イレブン~近くて便利~


単にコピーするだけでなく、USBメモリーに入った文書、証明写真のプリントアウトもできる優れものです。コンビニのマルチコピー機ならば、インクを買わないで済むし、用紙の補充も不要です。壊れることもなければ、設置場所を用意する必要もない。過去にインクや用紙の補充でウンザリしたので、私はもうプリンターを所有しなくなりました。

保険証をコピーし、申請書を印刷して必要な事項を記入したら、郵送します。

郵送先は各都道府県ごとに違います。例えば、大阪に住んでいるならば、大阪府の健康保険協会に郵送します。

発送方法は、茶封筒に保険証のコピーと申請書を入れて、82円切手を貼り、普通郵便で送ります。宛先は、郵便番号と宛名だけで足ります。大阪だと、「550-8510 協会けんぽ大阪支部」という情報だけで送れます。

以前、親族の方の申請書を送りましたが、土曜日に郵便ポストに入れて、木曜日に認定証が到着したので、土日を除いたとして、送って4日で返ってくるという感じでしょうか。

手術を受けたり入院する場合だと、病院代を支払うまでタイムラグがありますから、その間に認定証を申請するといいでしょう。

限度額適用認定証は白い用紙で届きますので、それを病院の窓口まで持って行きます。認定証を申請するだけで手続きが終わるのではなく、届いた認定証を病院の窓口まで持っていくのを忘れないように。


山口正博 社会保険労務士事務所
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