book784(会社経由で携帯電話を支給せず、月額1,350円を補助するのがベスト。)

法人ケータイの面倒臭さ。


ケータイは個人で契約して使うものと思っている方もいらっしゃるかと思いますが、法人経由で契約しているケータイも多々あります。

自分のケータイではあるものの、契約は会社経由になっている。そういう方もいらっしゃるのではないでしょうか。ちょっとした手数料だけで機種を変更できるのが法人経由での契約の利点で、最新機種ではないものの、1年ぐらい前ぐらいの機種へお得に変更できます。

ただ、お得な面がある一方で、デメリットもあります。例えば、自分の判断でケータイを解約できず、会社を退職するまで解約できないという制約を課している会社があります。他にも、ケータイを使っていると毎月、ポイントが蓄積してきますが、このポイントを自由に使わせてくれず、会社側が管理しているケースもあります。

お得に機種変更できるのは良いとしても、自由に解約できず、ポイントも使わせてくれない。おいしい話には裏があるものです。

さらに、スマホを使っている場合は、社員の行動を監視するためのトラッキングアプリがインストールされていたりと、なかなか巧妙なことをしてくる会社もあるようです。

会社経由でケータイを契約していると、会社側の判断で強引に機種を変更されたり、費用が社員負担になったりと、不満を感じやすいところです。




通話が定額化した今ならば、料金補助がベスト。


2014年の4月から開始された通話定額プランを利用すれば、仕事での連絡も、私生活での連絡も、月額2,700円で足ります。通話が定額化した今ならば、あえて法人経由で端末を購入し、料金を支払い、端末が紛失したりしないように資産を管理する手間をかける必要もないでしょう。

例えば、通話料金である月額2,700円の半額1,350円を会社負担にして補助を出し、仕事でも本人所有のケータイを使ってもらう。この方法ならば、法人経由でケータイを契約して用意する必要は無いし、端末を管理する必要も無い。さらに、社員さんも毎月の料金を補助してくれるので嬉しい。会社のケータイを使うだけでは本人に利点はさほどありませんが、自分のケータイ料金が補助されるとなると嬉しく感じるものです。

また、ケータイの所有権は本人にあるので、一方的に取り上げられることもない。

会社支給のケータイを使って、通話料を精算するとき、通話明細を見ながら、仕事で使った通話とそうではない通話を分けて通信費を計算するなんてことも過去にはありましたね。今のような定額通話メニューがなかった頃は、電話をかけた時間に応じて料金を支払う従量制の仕組みでした。そのため、通話明細を見ながら、マーカーペンや赤ペンで仕分けをして、仕事で使ったものと私的に使ったものを分けて扱っていたんですね。定額通話ならば、もう通話明細を仕分ける必要もありません。

会社側の手間を省きつつ、社員側のケータイを料金を補助するのですから、お互いに不利なところはありません。

会社経由の携帯電話を用意するという選択肢以外の方が、会社も社員も満足できる結果になるのではないかと思います。


山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所