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週休3日で土日出勤は必須。そりゃあ、そうだ。(Thu.20150827)


ユニクロ、「週休3日」で楽になるわけではない 原則土日は出勤、ブラックイメージ払拭も?
http://toyokeizai.net/articles/-/81695


現在は必ずしも出勤が求められていない土日祝日が原則として出勤日になるほか、通常の週休2日制であれば1日8時間である勤務時間も、10時間へと増える。アルペンの場合は土日祝日勤務を必ずしも求めておらず、シフト制だ。

ファーストリテイリングでは今も、1週間に最低20時間以上の勤務を条件に地域正社員になることができる。たとえば週に4時間×5日という勤務体系も可能であり、働き方の選択肢はすでに多様だ。今回の報道は全国紙の一面トップにスクープ記事として大きく出たこともあり、業界関係者からは「週休3日制は、ブラック企業のイメージを払拭したいユニクロのプロパガンダでは」との見方も出ている。

変形労働時間制を利用し、1日の勤務時間を10時間に設定し、1週間の休みを3日にする。これがユニクロの週休3日制で、土日祝日が出勤日になると指摘していますが、それは当たり前です。

平日は守り、土日に攻める。これがユニクロのパターンです。3日に1回ぐらいのペースでユニクロのメールマガジンが配信されてきますが、金曜日から日曜日まで、毎週のように何らかのセール品が販売されます。

これを書いているのが8月27日で、先日届いたメールマガジンではウルトラライトダウンを紹介していました。まだ最高気温が33℃になるような時期なのに、ダウンを特集するなんて、随分と暑苦しいのですが、夏が終わる前に秋冬物を宣伝する(毎年同じ)のがユニクロのメールマガジンです。ダウンを宣伝するのはもうちょっと先、9月の終わり頃が良さそうなのですが、先手先手で動くのが商売ですから、そうはならないでしょうね。

ユニラー(ユニクロの服を好んで着る人のころ)にとっては、ユニクロの服は週末に買うのが常識です。

平日にユニクロに行くと、お客さんよりも店員の方が多いと感じるときがあるほど来客は少ない。しかし、週末の土日や祝日にユニクロに行くと、レジに列ができるほどお客さんが来ているし、売り場にも多くの人がいます。

となると、人員を効果的に配置するには、土日祝日に出勤してもらい、平日は休んでもらうのが賢明です。

週休3日になると、土日祝日に出勤することが求められるのは当然で、働き方を増やすだけでなく、平日に使っていた時間を土日や祝日に移動させるという目的もあります。

ユニクロの商売は土日、祝日がメインなのだから、土日や祝日に休みたいなんて言ったら、アホかと言われるはず。他にも秋になると創業祭がありますから、今年だと11月の21日土曜日から23日月曜日の勤労感謝の日にセール日が設定されそうなので、この日も出勤になるでしょう。

平日に休んでもらい、セール日に出勤してもらう。勤務時間数をいつも同じにするのではなく、仕事が多い日に時間を多く配分して、それ以外の日には休んでもらう。

1日10時間で週4日勤務と固定しているので、変形労働時間制としては良心的です。会社によっては、日毎にまたは週毎に勤務時間がバラバラになる職場もありますから、それに比べれば、バラつきのないユニクロの変形労働時間制は働く人にとって対応しやすいでしょう。

ユニクロだけでなく、週末や祝日にお客さんが多く来る商売、例えば飲食店でもユニクロと同じように週4日勤務にしてお客さんが多い日に時間を回すことができます。シンプルな仕組みなので、他の企業でも似た働き方を実現できます。

ブラック企業というイメージを払拭するために今回の件を利用しているという指摘もありますが、ブラック企業という言葉で耳目を集める手法にも飽きてきました。もうそろそろブラック企業という言葉で特定の企業を茶化すのはツマラナイのでヤメにしませんかね。

山口正博 社会保険労務士事務所
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