1日10時間労働で週休3日に。(Thu.20150820)




ユニクロ、週休3日制導入へ 10時間労働で給与同水準
http://www.asahi.com/articles/ASH8N2VDDH8NULFA005.html


 ファーストリテイリングは10月から、国内の衣料専門店「ユニクロ」で働く社員を対象に、希望に応じて週休3日制を選べるようにする。多様な働き方を認めて、人材をつなぎとめるねらいがある。

 原則として、客の多い土日を含む週4日働き、休みは平日に3日とする。出勤日の労働時間を1日8時間から10時間にするため、週あたりの労働時間は40時間で変わらず、給与水準も同じになる。まずは特定の地域で働く「地域正社員」の約1万人を対象とし、2千人ほどの選択を見込む。格安衣料品店「ジーユー」や本部の従業員に広げることも検討している。

 法律で定められた1日8時間労働の例外となる「変形労働時間制」のしくみで対応する。この制度は、客の多い土日祝日だけ長時間営業する飲食店や、決算の発表直前に仕事が立て込む経理の仕事などで使われている。


週休3日という仕組みは随分と前に提案したことがありますが、その時は管理職の人を対象したものを考えていました。

2008/10/16【管理職を週休3日にする。】

ファーストリテイリング社のユニクロで勤務する社員を対象に、週休3日を導入するようです。1日の勤務時間を10時間にして、週40時間に収める。このままだと1日8時間を超えており、2時間が法定時間外労働になるので、変形労働時間制を使い、時間配分を変えて対応する。

ユニクロは毎週のように週末にセールを実施していて、金曜日、土曜日、日曜日の3日間が毎週恒例のセール日です。ユニクロ好きな人ならば、週末セールは常識になっているほどです。

ユニクロのメルマガに登録していると、3日に1回ぐらいのペースでDMが送られてきて、セール品を案内してきます。私がユニクロの服を買ったのは、確か1994年で、パーカーやパンツ、シューズを買いましたが、着心地は悪く、デザインもイマイチ、価格の安さだけがウリの服だったのを覚えています。

ユニクロの服はダメだと思っていたものの、90年台の後半頃にフリースを販売し始め、「フリースって何だ?」と思いつつ試しに1着購入し、それを結構気に入り、長い間着ています。実は、その時に買ったフリースは今でも持っていて、毎年冬になると着ています。価格は2,990円ぐらいだったと思いますが、フルジップの色はグレーで、もう20年ぐらい経っています。

そのフリース以来、ユニクロの品質を見なおして、今ではユニクロのヘビーユーザーになっています。変なロゴやワケの分からない文字などが付いておらず、シンプルな服ばかりなので着やすいので気に入っています。


変形労働時間制を使って週休3日制を導入できるのはユニクロに限らず、他の企業でも可能です。

変形労働時間制というと馴染みが薄いですが、端的に言うと、時間配分を変えて残業にならないようにする仕組みです。労働基準法では、1日8時間、1週40時間という制限時間が設けられていますが、変形労働時間制を利用すると、1日8時間の枠を他の日と融通しあうことができ、また、1週40時間の枠も他の週と融通しあうことができるようになります。

金曜日、土曜日、日曜日の3日間が週末セールになるユニクロを例に挙げると、セール日の金曜、土曜、日曜は出勤することにして、木曜日はセールの準備で出勤することにしましょう。となると、他の日である月曜日、火曜日、水曜日は休みになります。

月曜日:休み
火曜日:休み
水曜日:休み
木曜日:10時間
金曜日:10時間
土曜日:10時間
日曜日:10時間

週5日から週4日に変えると、休みが1日増えて、時間の枠が8時間余ります。この余った時間を木曜日から日曜日までの4日間に、1日につき2時間ずつ融通します。そうすると、1日の制限時間が 8時間+2時間 = 10時間となります。この1日10時間という枠内ならば、8時間を超えても残業にはならないのです。

1ヶ月単位の変形労働時間制を利用し、週休3日で上記のように時間配分を変えれば、他の企業やお店でもユニクロと同じように働き方を変えることができます。



働き方に選択肢があるといいですね





山口正博 社会保険労務士事務所
大阪府大東市灰塚6-3-24
E-mail : mail@ymsro.com

© 社会保険労務士 山口正博事務所