book767(年金情報が流出。かかってくる詐欺師の電話。)

詐欺のチャンスが到来した。


2015年5月28日に起こった年金情報の流出は、メールの添付ファイルがきっかけになった。

日本年金機構の個人情報流出について(日本年金機構)
http://www.nenkin.go.jp/n/data/service/0000150601ndjIleouIi.pdf

添付ファイルから感染したと知って、「今時、添付ファイルから感染するの?」と思うが、このような古典的な方法が今でも通用するのが不思議です。Gmailを使っていると、添付ファイルを自動でウィルスチェックする機能があります。

Google Apps for Governmentのようなクラウドサービスを使っていれば防げたんじゃないか。そのようなことを後から思っても、もう遅いのですが、すでに起こったこととして対処しないといけないでしょう。

年金の情報となると、影響を受ける人が多いし、自分のオカネが絡んでいるので人の関心も高くなる。となると、悪い人たちがこのようなイベントを悪用しようと動きます。




日本年金機構は電話ではなく文書で連絡する。


年金関連で悪いことをするとなると、詐欺でしょう。考えられる詐欺の手口としては、「流出した情報を回復させるために手数料が必要です。手続きにはATMでの操作をしていただく必要があります」と電話がかかってくるとか。他には、「流出した情報により、年金の一部が支給不可になりました。支払えなくなった年金を還付するために、手続きが必要です」と 電話口で言って、ATMへ誘導する。

詐欺の特徴は、いきなり電話をかけてくる。話が妙に熱心。そして、なぜかカネを払わせる。この3点がポイントです。

もし、日本年金機構が年金の加入者に連絡するとなったときは、電話ではなく文書で連絡します。封筒に入った書類を郵便で送ってくる。これが正式なものです。

電話で日本年金機構の人が連絡してきたら、100%ニセモノと思って良いでしょう。もし、本当のようで気になる電話だったならば、改めてこちらから日本年金機構へ電話で問い合わせて確認すればいい。

悪い人たちは、「今すぐに手続きを済ませないと、不支給になった年金を受け取れなくなります」などと焦らせてきますが、年金の手続きには十分な猶予が設けられていますから、今日すぐに手続きしないとダメというようなものはまずありません。

電話で熱心に話してくる人は詐欺。無愛想に郵便だけを送ってくるのは本物の日本年金機構です。




山口正博 社会保険労務士事務所
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