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強引に社員を花見に参加させる昭和なカイシャ。(Wed.20150408)


お花見、全員参加は断れる? 職場での飲み会が「仕事」になる条件
http://withnews.jp/article/f0150407001qq000000000000000G0010401qq000011797A



4つのポイント

 お花見のような飲み会が仕事として判断されるかどうか考える場合、主に次の4点がポイントになります。
(1)参加が義務づけられているか
(2)業務時間内か
(3)時間が決められているか
(4)費用は誰が負担するか

断れば給料カットも

 自分の上司が「全員参加」と命じ、勤務時間内に行われ、会社側が費用を負担していれば、仕事とみなされる場合があります。参加した社員に対し、会社は賃金や残業代を支払う必要がある一方、社員が断った場合は、給料がカットされる可能性があります。
 
休日、勤務時間外なら参加自由

 仕事に当てはまらない飲み会なら、当然、参加は自由です。休日や勤務時間外の飲み会を断ったことを理由に、人事評価を下げるのは認められません。仕事上、必要ではない飲み会に参加することを強制するのは、パワハラにあたります。




2015年の4月も中旬になろうかという時期になり、桜も旬を過ぎて、散り始めています。

桜の時期になると、花見に行く人が大勢います。休みの日に家族で、友人同士で、桜が沢山咲いているところに行き、ブルーシートを敷き、お弁当を広げたりバーベキューをしたりと、色々と楽しんでいるようです。

会社によっては、職場単位で花見を開催するところもあり、全員で参加するとなると、それを嫌う人もいれば、花見に要した時間は仕事になるのかと考える人もいます。


新年会、忘年会、納涼会、研修、仕事後の飲み会など、会社では何かと社員を強引に参加させるイベントがあり、「それは仕事ですか?」、「いや、仕事じゃない」、「業務ではないが、全員参加だ」などと喧々諤々な状況に至るときもあります。

なぜこの手のイベントを強制参加にするのかは不明ですが、「花見は仕事ですか?」、「残業代、出るんですか?」と、このような反応が出るのは当然です。


職場には周りを巻き込む人がいます。行きたい人だけで行けばいいのに、職場の同僚や部下も巻き込む人。本人は周りの人への配慮や気配りだと思っているのだが、巻き込まれた人は迷惑に感じているかもしれない。

自分が良かれと思っていても、他の人はそう思っていないかもしれない。仲が良いもの同士ではなく、他人同士が同じ場所に集まって仕事をしているのですから、自分の考えをゴリ押しするのは、時に迷惑です。

近頃は、お酒を飲まない人も増えていて、仕事が終わった後にどこかに行くとか、「どうだい、仕事終わりにちょっと」みたいに誘われても嬉しく思わない人もいるでしょう。

じゃあ断ればいいじゃないかというと、事はそう簡単じゃない。断れば角が立つし、後日に仕事で嫌味な事を言われたり、されたりするかもしれない。そう考え、嫌々ながら付き合っている方もいらっしゃるでしょう。


仕事なのか、そうではないのか。この境目を曖昧にすると、労務管理でトラブルになる。今回はそういう事例です。

「いや、強制に参加させているわけじゃないよ」と言う人もいるでしょうが、この手のイベントを開催するとなると、表立って強制はしてこないが、無言の圧力があるものです。これがよくあるパターン。

「強制じゃないけど、、、ねぇ、、参加しないと、、ねぇ、、」こんな感じで迫ってくる。イヤな感じですよね。「強制参加だ!」と真正面から言ってくれれば、「じゃあ、仕事ですね」と対応しやすいのですが、仕事のような、仕事じゃないような、何方付かずな態度を取られると、実に厄介です。


花見ならば、友人同士、家族同士の方が気が楽です。今は、会社単位ではなく、親しい友人同士、家族同士でワチャワチャするのが流行りで、職場の人と「ようし、花見だぁ~!」と勢いをつけて花見に行く時代じゃなくなった。まさにヤンキー経済です。


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花見は、桜を見に行くんじゃなくて、飲み食いして人と話す。これが目的の人が多い。肝心の桜には目もくれず、酒を飲んでワハワハと笑っている。居酒屋でもできることをわざわざ花見でやらなくてもいいのにと思うのですが、本人たちは楽しいのでしょうね。

桜を鑑賞するならば、食べ物や飲み物はほとんどいらない。ベンチに座って、桜の木が風に揺られるのを見て、桜の花びらが風に乗って飛んで行く。それを見るだけで十分な花見になる。


もし、職場で花見に行くならば、参加は任意にして、嫌々に参加する人を集めないほうが場が盛り上がって楽しくなるでしょう。オジサン達はションボリするかもしれませんが、時代が変わったということです。





山口正博 社会保険労務士事務所
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