小1の壁。1人でお留守番できるかな?(Thu.20150305)




見過ごされる「小1の壁」 子育て支援新制度は働く女性の助けになるか
http://www.sankei.com/premium/news/150228/prm1502280006-n1.html

 女性が子育てと仕事を両立するには仕事中に子供を預ける場所が必要だが、小学校入学を機に預け場所がなくなる「小1の壁」が立ちふさがる。幼稚園児や保育園児に比べ見落とされがちだが、小学1年はまだまだ手がかかる時期。受け皿として小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)があるが、施設が不足していたり、待遇の悪さで指導員のなり手がいなかったりと課題が山積している。4月から始まる「子ども・子育て支援新制度」には学童保育の拡充も盛り込まれているが、果たして働くママの助けになるか。

 学童保育は、一人親や共働き家庭の児童を厚生施設などで預かる保育事業だ。保育所に比べ、施設数が少なかったり、開所時間が短かったりして、小学校入学を機に育児と仕事の両立が困難になる「小1の壁」が指摘されている。
 



小学校に入るまでは、朝から夕方、場合によっては夜まで子供の面倒を見てくれるサービスがあったが、小学校に入ると、放課後をどうするかで悩む人がいるようです。

私が小学1年だった頃は、祖父の家にいることが多かった、朝に、自宅から祖父の家に行き、そこから学校に行く。学校が終わったら、祖父の家に帰り、親が迎えに来る夜まで過ごす。土曜日は学校で給食が用意されないので、学校から帰ると、祖父が食事を用意して待ってくれていた。

なんでおじいちゃんの家にいないといけないのか。学校から帰った後、自分の家にいてはいけないのか。などと思ったものですが、小学1年生を1人で家におけないという親の配慮だったのかもしれません。

小学2年からは、自分で自宅のカギを持って、1人で家で留守番していました。友人と遊びに出かけるときは留守番する必要は無かったですが、毎日出かけるわけではないので、1人で家にいることもありましたね。

カギに紐を通して、首にかけておく。ポケットやカバンに入れていると無くす可能性があるので、常に首に付けておくのが小学生であった私のスタイルでした。

最近では、カギを自分で持っている子供を「カギっ子」と言うらしいですが、私が小学生だった頃はカギを持っている人は多くいましたし、私だけでなく私の従兄弟も同じでした。


最近は、物騒な事件が多いイメージがあり、ヘンな人が子供に接触して、誘拐されたり、殺害されたりする事件がニュースで報道されると、保護者は「最近は危ないから、ウチの子を1人はできないわ」と思ってしまいがち。

人は、めったに起こらない事件が起こると、その事件を過大に評価する傾向があり、小学生が誘拐されて殺害されたとニュースで報道されると、過剰なほど敏感に反応し、「学校に警備員の人を配置して下さい」、「帰宅時の経路にみまもり員の人を置いて下さい」、「先生が付き添って下校して下さい」などと言い出します。

私が小学生の頃は、学校に行くときに横断歩道で黄色い旗を持った保護者のヒトがいたり、帰るときは普段が生徒がバラバラに下校するのですが、定期的に集団下校というものがあり、生徒がまとまって家に帰るイベントのようなものもありました。とはいえ、今のように、あちこちに見守り員の人が立っていたり、警備員の人が学校にいたりすることはなかったです。

放課後児童クラブや学童保育も、昔からあったようですが、そういう場所に行っている友人はいなかったような気がします。

1人で下校することは普通にありましたし、1人で留守番することも普通でした。私の家庭が特別なのではなく、友人の家庭でもそんなものでしたし、放課後に何か危険なことが起こるような雰囲気はありませんでした。

1人で留守番していると楽しいものです。テレビは見放題、お菓子は食べ放題、ジュースは飲み放題、ゲームはやり放題と、楽しい思い出しかありません。気が向いたら、1人で駄菓子屋にお菓子を買いに行って、持ち帰って食べる。

1人だと、ヘンな人が襲いかかってくる可能性はもちろんありますが、そんなことを考えだすとキリがないので、怖がること無く意気揚々としていたのを思い出します。


2015年の今でも、私はオトナになりましたが、放課後が危険だとは感じませんし、昔と今を比べて、今のほうが危険度が増しているようにも思えません。むしろ、学校や保護者が敏感になっているので、今の方が安全なんじゃないかと思えるほどです。

テレビだけでなく、ネットも普及して、情報をたくさん集められる環境が整ったため、昔ならば気にしなくて済んだ事柄までキャッチしてしまい、過剰に恐怖感を抱いている。放課後は危険という感情はこれが原因なのではないかと思います。


放課後に何かフォローが必要だとまず考えずに、放課後は友人と外へ遊びに行かせるなり、1人で留守番させるなり、夕食の買い物に行ってもらうなり、小学校になったらもっと自立心を持たせるような環境に置いたほうが良いだろうと私は思います。




山口正博 社会保険労務士事務所
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