高校生はもちろんだが、高校生を雇う人こそ読むべき。(Thu.20150205)




厚生労働省のウェブサイトに『確かめよう 労働条件』というページがあります。このページがオープンしたのは2014年11月なので、ごく最近です。

確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省
http://www.check-roudou.mhlw.go.jp/


想定している読者は、パートタイムで働く人で、パートのオバちゃんや高校生を始めとする学生です。さらに、それらの人たちを雇う人も対象に含まれています。


書かれている内容はごく基本的なものですが、この内容を雇う側が知って、その通りに労務管理をしていればトラブルは起こらない。

しかし、雇われる側は知っているのに、雇う側が知らないと、トラブルが起こります。働いている人は自分に直接関係することに関心が高いので、労務管理に関して良く知っていることもあり得ます。


私が高校生の頃は今のようにネット環境が充実していませんでした。PCは100万円ぐらいのシロモノと思われていて、ごく一部の人だけが自宅にPCを持っている。そんな環境でした。

学校にはPCルームがあるものの、ネットには接続しておらず、ワープロで文字を入力したり、カンタンな画像作成程度ぐらいでした使った記憶がありません。ネット接続もダイアルアップ接続で、2015年の現在のように、定額料金で当たり前のようにネットを使うなど想像もしていなかった頃です。

労働基準法の存在もハッキリと知らなかったぐらいで、高校生でも有給休暇を使えるとか、解雇には予告の手続きが必要など、知らないことばかりでしたね。

確か、高校2年の夏休み、とある運送会社で働いていたとき、「今週いっぱいで終わりということで」と言われて、全部で15人ぐらいいた高校生のうち12人程度が解雇されたこともありました。想定よりも仕事が少なかったのか、それとも他の理由かは分かりませんでしたが、解雇予告の手続きはなかったですね。



「アルバイトの労働条件を確かめよう!」のキャラクターデザインを募集します |報道発表資料|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000072421.html

キャラクターデザインを募集しているようですが、おそらく、下記の学生専用のページを独立させて、そのページでキャラクターを使うのでしょう。

アルバイトをする前に知っておきたいポイント|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省
http://www.check-roudou.mhlw.go.jp/parttime/index.html


デザインに対する報酬がショボいと指摘されていますが、おそらく内規などで制限されているのではないかと思います。カネがないとか、予算が付かないというわけではなく、「こんなモノに税金を使ったのか」と後からヤンヤン言われる可能性があるので、記念品の贈呈でとどめたのではと想像します。

何年か前に、民主党政権の頃、事業仕分けという取り組みで、支出内容を色々とチェックされ、ナンダカンダと言われたので、そういうツッコミを受けそうな支出は控えているのかもしれません。

報酬がショボくても、この手の募集に応募する人はいます。無償で何かをする人というのはあちらこちらにいて、意外と良い成果物を生み出すものです。


スマホサイトもあるので、学生でもすぐに読めます。高校生はもちろんですが、学生を雇用している企業の人も是非、読むべき内容です。




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