book757(国民年金保険料の後納制度、今年で終了。)

平成27年9月まで。


国民年金の保険料は、2年まで遡って納付できますが、平成24年10月から『国民年金保険料の後納制度』という仕組みができ、それを利用すると10年まで遡って納付できるようになりました。

この後納制度、今年、平成27年9月で終了します。

年金について - 国民年金保険料の後納制度 | 日本年金機構
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=6221


過去10年分まで保険料を納付できると、どのようなメリットがあるか。年金は、25年間加入していないと受給できない(老齢年金の場合)仕組みなので、もし加入期間が25年に達しないと、17年加入しても、22年加入しても、24年加入しても、年金が支給されない。

そこで、後から保険料を納付して、25年の条件を満たせるようにするのが、後納制度の目的です。

年金の受取額を増やすために後納することもできますが、主にこの制度を利用するのは、加入期間を延ばして25年の条件を満たしたい人が多いはずです。

過去2年分までしか納付できないとなると、23年以上、年金に加入してきた人ならば後払いで対処できますが、それよりも短い期間しか年金に加入していない人は年金を受け取る条件を満たせません。

年金を受給する時期が迫ってきている年齢の人ならば、この後納制度で老齢年金の条件を満たせる人がいるはずです。

端的に言うと、後納制度とは、年金の加入期間が不足している人がそれを補うための仕組みです。





「必要な加入期間を10年、保険料を納付する時効を10年」にすれば良いのでは。


あと2年ほどで、年金を受給するために必要な期間が25年から10年に短縮されるので、上記の後納制度も不要になります。


年金の加入期間10年。先送りするの? しないの?

年金を受給するために必要な期間が10年になるならば、保険料を納付できる時効も10年に変えてしまえば、後からいつでも10年分の保険料を納付して年金を受け取れます。

とはいえ、このような仕組みにはしないと思いますが、時効を10年にして、後払いで10年分の保険料を払えば、10年の受給資格期間をいつでも満たせるとなると、加入者の負担感は随分と軽減されるでしょう。

1ヶ月分の保険料を15,000円と仮定し、10年分ですから、15,000円 × 120ヶ月 = 1,800,000円です。

もし、加入期間が10年、保険料を納付できる時効が10年であるならば、180万円を予め用意しておけば安心です。

何度も書きますが、上記のような仕組みにはならないので、あくまで仮定の話です。



山口正博 社会保険労務士事務所
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