学歴フィルターは差別ではない。(Thu.20140129)


就活は「偽装された自由競争」 学歴フィルターの実態を解説
http://www.news-postseven.com/archives/20150125_299487.html

就活は「偽装された自由競争」 学歴フィルターの実態を解説│NEWSポストセブン就活は「偽装された自由競争」 学歴フィルターの実態を解説│NEWSポストセブン  
パターン1:4950人を蹴落として、50人の枠に入るパターン(本文より推測)。
パターン2:エントリーは自由だが、学校ごとの枠があるパターン
パターン3:エントリーの段階で学校名、偏差値で絞っているパターン
パターン4:エントリーの段階で学校名、偏差値で絞っている上、学校別の枠があるパターン



学歴フィルターという言葉を見聞きすると、反射的に不公平や差別と反応してしまいがちです。学生が差別を受けていて、その差別をしているのは企業。だから企業が悪い。就活の面倒さを考えると、そのように短絡的に思ってしまうのも無理の無いことですが、企業側にも言い分があります。

募集人数が100人であるところ、応募者が6,290人とか9,430人と集まる。100人だけ採用したいのに、その人数の数十倍もの応募者が集まって、採用の担当者はてんてこ舞いになる。全員を平等に選考していたら、時間がいくらあっても足りない。これが企業側の実態です。

「募集している企業にはとりあえず応募しちゃえ」と考える学生がいなくならない限り、出身学校でフィルタリングしなければ、応募者を捌ききれない。


書類選考、筆記試験、1次面接、2次面接、3次面接と、何度も何度も面接があって、内々定、そして内定に至る。

書類選考であれ筆記試験であれ、面接であれ、考えてみるとやっていることは全て差別です。差別の結果、書類選考を通過し、差別の結果、筆記試験を通過する。差別の結果、面接を通過し、内定を得る。


学歴フィルターは、一種の書類選考のようなものと考えることができますし、大学入試のセンター試験で一定の点数以上を獲得していない人は本試験を受けられない仕組みにも似ていますし、国家試験などの足切り基準にも似ています。


出身学校で将来的にふるい分けられることは予め予見できることであって、もしそれが嫌ならば、もっと知名度の高い学校に入ればいい。その学校に入ったのは自分の判断ですし、第一志望を諦めたのも自分の判断です。

差別というのは、自分ではどうやっても解決できない障害で差を付けられることだと私は定義しています。例えば、出身で差をつけるとか、人種で差をつける、性別で差をつけるなど、自分ではどうやっても回避できない障害を理由に差を付けられたら、それは差別と言える。

しかし、学歴は自分で解決できる問題であり、国公立ならば学費も安いし、奨学金も多種多様に用意されています。

もちろん、自分ではどうしようもない理由で高校に行けない人もいれば、大学に行けない人もいますが、そのような人は2015年現在では多数ではありませんし、知名度の高い学校に行かなかったのは自分の判断や努力によるものです。

自分の選択や努力に見合った評価がされる。それが学歴フィルターです。アリとキリギリスというイソップ寓話がありますが、難易度の高い学校に行った人はアリで、妥協した人はキリギリス。そのアリとキリギリスがどうなったかは御存知の通りです。

よって、学歴フィルターによる選考は妥当です。


疲れずに納得の行く内定に至る鉄則は突き詰めると5つで「自分の大学の就活事情に詳しくなること」「大学をとことん利用すること」「社会人に会うこと」「多様な情報に接すること」「やると決めたらやり切ること」ですね。



提示された解決策は根性論で、今の大学生でもすでにやっているはずです。「もう、そんなことはやっている。やった上での今の状況なんだ」というのが学生のホンネでしょう。

根性で解決できたら楽なのでしょうが、現実は根性だけではダメ。


私が提示する解決策は、「自分が選ぶ選択肢を多くする」ことです。

就活以外の方法でも収入を得られる手段はあります。大学3年になったら、就活以外の方法で、自分で何か商売をして収入を得られないかを考えるといい。

考える作業はシンドイですし、流れるがままに他の人と同じように就活して、卒業して、入社して、他のほとと同じように仕事をする方がラクです。しかし、ラクな道にはたくさんの人がやって来ますから、混雑します。中には混み過ぎて通れない道もありますし、そもそも道に入る前に追い出されることもあります(学歴フィルターがまさにそれ)。

ネット関連に興味があるならば、スマホアプリ開発、LINEスタンプ作成、LINEまとめ、ブログ、YouTube、クラウドソーシングなども選択肢に入ります。世の中には「えっ? こんなことで収入を得られるの?」というお仕事がいっぱいあります。

ネットの仕事に限らなくてもいいし、取り組む仕事も1つに絞らず4つや7つの仕事を同時に持ってもいい。

就活から抜け出す方法は、就活以外の方法を考えることだと私は思います。

山口正博 社会保険労務士事務所
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