日テレ、内定取り消し。利用されたのは野次馬。(Fri.20150123)


日テレに圧勝!笹崎里菜さん “第2の夏目アナ”回避へ「和解8か条」
http://news.livedoor.com/article/detail/9680432/


 「2011年ミス東洋英和」の笹崎さんは日テレのアナ職で内定を得たが昨年5月、同局から「ホステスのアルバイト経験は清廉性がない」との理由で採用を取り消された。入社を求めて11月に始まった民事訴訟は、3回目の和解協議(今月8日)で和解が成立。当初予定されていた15日の第2回口頭弁論は開かれることなく、今年4月1日の入社が決定。法廷バトルは“女子アナの卵”の圧勝で終わった。

 笹崎さんと日テレが妥結した和解条項の内容は不明だったが14日、本紙はその全容をキャッチ。和解条項は実に全8項目に及んだ。




内定取り消しの事例は過去にもいくつもあるはずですが、日テレの事例はなぜかメディアでも採り上げられ、普通の出来事がちょっとしたニュースになりました。

民事裁判が終わり、和解に至ったようですが、日テレの負けで笹崎里菜氏の勝ちのように思えますが、私は両者とも勝ちなのではないかと思います。

日本テレビも笹崎里菜氏も、今回の一件で随分と注目を集めましたから、テレビ局の注目度が上がり、笹崎里菜氏本人の注目度も上がり、両者とも利益を得て事を終結させた感じです。

テレビ局では、内定取り消しのニュースが自局にとってマイナスの効果を発揮する可能性はあるものの、その環境を逆手にとって、視聴率アップにつなげることもできるでしょう。

モノは見方次第ですから、不利な要素を有利な要素に転換することもテレビ局の人ならば可能ではないかと思います。


一方、笹崎里菜氏にとってはフリーアナウンサーへの動線を作れたのが収穫です。新入社員の段階でこれだけネームバリューをアップさせておけば、将来の時点でフリーアナウンサーに転身した際に有利な要素になります。

女子アナがタレント化して久しいですが、知名度が価値に変わるのがテレビですから、自分の知名度を上げるきっかけになったと思えば、得られたものは内定取り消しの撤回だけではないはずです。

今回の一件、テレビ局も笹崎里菜氏もお互いにWIN-WINになったというのが私の感想です。


テレビのニュースやネットでもこの話題が頻繁に登場しましたが、当事者は上記のようにチャンチャンと問題を解決し、話題性をアップさせるために周りの人間が上手く利用された感があります。





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