駅前のフルーツ売りは小学生にオススメ。(Thu.20140911)

街中に出没する“若者のフルーツ売り”、その悪質な“嘘まみれ”の実態を経験者が暴露
http://biz-journal.jp/2014/09/post_5990.html

街中に出没する“若者のフルーツ売り”、その悪質な“嘘まみれ”の実態を経験者が暴露 | ビジネスジャーナル街中に出没する“若者のフルーツ売り”、その悪質な“嘘まみれ”の実態を経験者が暴露 | ビジネスジャーナル  


 “若者のフルーツ売り”とは、最近インターネット上などで出没情報が頻出している謎のビジネスで、いっぱいにフルーツを入れたカゴを抱えた若者(男女問わず)が「売れ残ってしまったので1つ買ってくれませんか?」「最近フルーツを食べていますか?」などと声をかけ、売り歩くのだ。


 オフィスに飛び込み営業をすることもあれば、終電間際の駅前で酔客に売りつける手口に、ネット上では「(売り子の明るい笑顔に)自己啓発系なのではないか?」「マルチ商法なのではないか?」などといった疑問の声が上がっている。


 筆者が遭遇したのは、9月平日の夜11時頃。仕事終わりに家路の途中で駅前のコンビニエンスストアに入ろうとすると、大きなカゴを抱えた若い女性が「すいませ~ん」「すいませ~ん」と寄ってきた。足を止めると、「市場で直接仕入れたフルーツを売っています。いかがですか?」と声をかけてきた。「興味がない」と応えたが、「今日は長崎産のパッションフルーツが入っているんですよ。1個150円です」とセールスを開始する。しかし、こちらが関心を示さないとみるや精気のない顔でそそくさと、近くを歩いていた酔客に向かっていった。


 しかし、コンビニで用を済ませると駅前で再び、「すいませ~ん」「すいませ~ん」と再びフルーツ売りが寄ってきた。「さっき断ったでしょ」と言っても、「全部売れるまで帰れないんです」とポツリ。そこで、しばし話を聞いてあげることにする。


 すると、それではとばかりにカゴに入ったマスカット一房を取り出して「デパートであれば、4000円するマスカットですが、今日は2000円です」とセールストークを始めたのだ。「高いよ」と断ると、今度はみかんを取り出して、「みかんは4個で1000円です」という。2000円のマスカットか1000円のみかんか、このどちらかを買ってくれないかと言う。


 「さっきの150円のパッションフルーツは?」と尋ねると、「あっ、パッションフルーツもあります」とパッションフルーツを出してきた。相手の反応によって、セールスする商品を変えているようだ。

 

夜、19時頃に、ターミナル駅の周辺を歩いていると、「すみませ~ん。今、フルーツの販売をしていて、新鮮なフルーツを用意しているんで、いかがですか?」という感じで接触してくる人がいる。若い男性で、年齢は20歳代ぐらいの人で、どこかの果物屋から来たみたいな感じで自己紹介し、歩いている人にフルーツを売り込んでくる。

このような人に遭遇した人は結構いるのではないでしょうか。私も、頻繁ではないものの、大阪のターミナル駅近くを夜に歩いていると、声をかけてくる人に遭遇します。実際に果物を買ったことはないのですが、どうも安い果物を高値掴みさせられそうだし、果物を売っている店はたくさんあり、イオンでもイトーヨーカドーでも欲しい果物は揃っているので、あえて路上販売の人から買わなくてもいいだろうと思い、買っていません。


悪質、労働マルチ、搾取、嘘まみれなど、上記のサイトでは散々な言葉が並んでいますが、必ずしも悪い商売とは言い切れません。

確かに、日給1万円という募集条件で人を集めておきながら、実態は成果報酬のようですので、この点は確かに良くない。しかし、自分で果物を育てる必要はないし、仕入れ、商売道具は元締めの会社か組織が用意しているのでしょうから、自分で生産手段を持たない人には悪くない仕事です。

ただ、報酬の単価は高くないので、大学生や社会人には向かない仕事です。40個売って、報酬が4,000円ですから、5時間で売ったとしても、時間給に換算すると800円ですから、割のいい仕事ではない。


しかし、例えば、小学生に請負形態で果物を売ってもらったら面白いのではないかと思います。40個売って4,000円であっても、小学生にはそれなりの報酬額ですし、特別な知識や技術が必要な仕事でもないので、小学生だったら面白がって売りに行くはず。

売ったら売った分だけ報酬が支払われるし、社会勉強にもなる。品物を売って、対価を受け取り、そこから経費を引いて、残りが自分の取り分になる。そのような商売の仕組みを知る機会を得られます。学校では商売についてはあまり教えてくれませんから、学習機会を得られて、お金も稼げるとなれば、一石二鳥です。さらに、報酬も高額じゃないから、得たお金で金銭感覚が狂うこともない。

フルーツ売りは小学生のお小遣い稼ぎには丁度いいかもしれません。


最近だと、大学生などが関わる詐欺グループが高齢者からお金を巻き上げるようなケースもありますが、そのような悪事に参加するよりも、フルーツを売ってお金を稼ぐ経験を得たほうが有益ではないかと思います。

ニンテンドー3DSのソフトぐらいならば、ちょっと頑張れば買えるはず。他にも、妖怪ウォッチのおもちゃとか、ゲーム機も最近は値段が安くなっていますから、これも買えそうです。

小学生にフルーツ売りを勧めると、今度は「子供を搾取している」と言われるでしょうが、商売というのは搾取によって成立しているので、「働いたら働いた分だけ全部くれ」と言う社員がいたら、会社は商売を続けられなくなります。働く人からちょっとづつ搾取して、それを会社が集め、製品開発、新規事業の開拓、広告、人材集めなどに使うことで、商売の規模が拡大していきます。それゆえ、商売には、どんな形であれ、程度の差はありますが、搾取の構造が組み込まれています。


大人の男が夜道でフルーツを売っていると怪しまれるけれども、子供だと警戒しにくいというメリットがあります。暗い道で男が寄ってきたら、女性は怖がるし、男性であっても「変な奴が来た」と身構えるはず。その点、小学生が相手だと、小さいですから警戒することはあまり無いですし、むしろ「まぁ、可愛いねぇ。果物を売っているの? エライねぇ」と好意的に反応するはず。

ただ、あまり夜遅くまでフルーツを路上で売っていると、ヘンな人も世の中にはいるので身の危険もあるだろうから、夕方の帰宅ラッシュに合わせて駅前で販売するのもいいかもしれない。17時から20時ぐらいならば、駅前のお店も開いていて、人通りも多く、危険な状況にはなりにくい。

帰宅ついでにスーパーに寄って買い物をしようと考えている人は多いから、ついでにフルーツも買っていいと思いやすいので、夕方の時間帯は購買に対する心理的な抵抗感が少ない。

他にも、食べ方を一緒に教えてあげれば、さらに購買を促進できる。例えば、パッションフルーツだと、食べ方が分からないので買わない人もいるだろうから、写真付きで食べ方を示したプリントを渡すとか、口頭で食べ方を教えてあげるとか、どんな味がするのかを教えてあげれば買いやすくなる。さらに、プラスチック タッパーにフルーツをカットしたものを入れておき、お客さんに試食をしてもらうのもいいかもしれない。


評価がネガティブなフルーツ売りですが、考え方、捉え方を変えると、色々と工夫の余地があります。

何事も、捉え方次第で、悪い方に解釈できるし、良い方にも解釈できる。そんな事例ですね。


山口正博 社会保険労務士事務所
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