大家族が蘇る? 3人以上の子供を産むとお得に。(Wed.20140730)



第3子以降を重点支援=安倍首相「大家族の評価を」
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071900262



 安倍晋三首相は19日午後、山口県下関市での講演で、少子化対策の一環として「第3子以降に特化し、重点的に支援していく。(従来とは)次元の異なる大胆な施策を検討していきたい」と述べ、3人目以降の子どもの出産や育児を抱える家庭を重点的に支援する政策を打ち出していく考えを示した。
 
 首相は「核家族化が進んだ現代、大家族を再びよみがえらせることは並大抵のことではない」と認めた上で、「大家族で支え合う価値を社会全体で改めて確認すべきだ。大家族を評価するような制度改革を議論すべきだ」と表明した。具体的には「二世帯住宅でも入り口(玄関)が別になっている独立型の住宅もある。こういったものを政策的に応援することも一つのアイデアではないか」と例示した。
 



大家族というと、テレビ番組に登場していた三好さん家を思い出す。10人の男の子、7人の女の子、合計17人の子供がいる大家族で、大家族と言えば三好家というほど有名な家庭だった。

大家族を好む人もいるが、私は家の中がゴチャゴチャした感じが苦手で、「大家族でなくてよかった」と思っていた。大家族の家は、どこも雑然としていて、服やらコップやら、オモチャやらが散乱していて、ああいう環境で生活するのはイヤだなと思いつつテレビを見ていた。

「大家族を再びよみがえらせる」と書かれていますが、さすがに9人とか12人、17人の子供というのは多すぎるので、多くても3人か4人で十分じゃないかというのが私の感覚です。


子供がいると、何らかの公的なフォローを受けられますが、1人目、2人目の子供ではなく、3人、4人と子供を増やす家庭にテコ入れするようです。

具体的な施策は不明ですが、3人以上の子供を生むようなインセンティブを与え、より多くの子供を産んでもらうのが狙いのようです。


例えば児童手当の場合だと、現在の給付内容だと、第2子までは月額10,000円ですが、これを月額5,000に変更し、第3子以降を現行の月額15,000円から月額20,000円に変更するのも手です。

2人目までは少なめの給付にして、3人目以降でグッと手当が増えるようにすると、より多くの子供を作ったほうがいいと思わせる仕掛けができます。


他にも、第2子までは所得制限ありにして、3人目以降は所得制限なしにするのもアリです。この場合も、より多く子供を持ったほうがいいと思わせるインセンティブを与えることができます。


雇用保険の育児休業給付金でも、上記と同様に、第3子以降の子供を養育する場合は支給率をアップすることができるはず。


3人目以降の子供がいる場合は、第2子までの場合よりも逓増的なフォローが受けられるような施策にするのがポイントです。


ニュースでは、二世帯住宅の案が出ていますが、二世帯住宅だと、祖父や祖母が子供の面倒を見てくれるので、子供を生みやすいという効果が期待できるのかもしれません。

自分の父や母がいてくれれば、子供を預けて仕事にも行きやすいでしょうから、二世帯住宅への補助も施策に含まれる可能性があります。

ただ、嫁と姑が頻繁に接触しないように独立型の二世帯住宅にしたとしても、おそらく隣同士の家になるのでしょうから、ダンナは良くても奥さんは嫌がるかもしれません。


子供を生むための給付や補助は今でも充実していますが、お金をくれるからといって子供を生むかというと、これは当事者次第です。

政府は法律を決めて、給付や休暇、補助を施策として実行するのですが、子供を育てるのは親ですから、育てる部分まで政府が介入するわけにもいかない。

子供を生むかどうか。何人の子供を生むか。それとも産まないか。これを決めるのは本人次第ですから、「給付がありますよ」、「補助されますよ」と言われて、ホイホイと子供を生むかどうかまでは政府といえどもコントロールできません。





山口正博 社会保険労務士事務所
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