叱り方よりも、上司のキャラクターがキモ。(Thu.20140724)

叱り方が分からない上司、それってアリ?
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1407/24/news008.html

「上司なのだから叱ればいいじゃないか」と思うかもしれないが、ことはそう単純ではない。「厳しく言うとその後どうなるか不安」という上司やリーダーが増えているのだ。だから、「若手がとんでもないことを言っても、“面白いことを言うなぁ。若い人ってそんなもんかなぁ”と見逃してしまう」と話す人もいる。

 確かに人を叱るのは面倒だ。叱られていい気分になる人はいないし、叱る側にも勇気がいる。“叱ること自体が苦痛”な人には、上司というのは“ツラい”立場に思えることだろう。しかし、そこを避けていたら部下は育たないし、組織にとってもよいことはない。

(中略)

 「若手には、内容以前に“言い方”が引っ掛かってしまうんですよね」

 これは以前、リーダー研修で1人のリーダーが語ってくれた話だ。若手が上司に叱られた後、若手だけが集まり「あの“言い方”はないよねぇ」「あれはヒドイ“言い方”だ」とグチっていたという。上司の言い方に反発を感じてしまい、肝心の伝えたい中身がまったく理解されていなかったらしい。

 声を荒げたり、キツイ言葉を使ったりすると、相手は確かに“恐れ入る”だろうが、それは、声や言葉に反応しているだけで、内容を真摯に受け止めているわけではないのだ。相手が心底納得しなければ、行動を変えるのは難しい。そうなれば、上司はまた怒鳴るハメになるという悪循環に陥ることもあり得る。
 

 

 上司A: 新入社員が日報に「毎日ヒマで、いかに眠らないようにするかが最大の課題です(笑)」と書いてきたんだけど、こういう場合、どうすればいいんでしょう?

 

 新入社員で、毎日がヒマで、眠たくなるような職場というのはどんな職場なのか。上司の叱り方が主題なのですが、叱り方以前に仕事への取り組み方に問題があるのではないかと思えます。

 

 叱るよりも、上司が部下に仕事を回していないのではないかという点が気になります。となると、部下を叱る前に、まず上司を叱らないといけないのではないか。そう思えるような事例です。

 

 

 毎日がヒマである点は脇に置くとして、叱るときには言い方が大事であると書かれていますが、確かに言い方は大事ではあります。

 

 例えば、人と話すときに、目を合わせて話した場合と余所見をしながら話す場合では相手に与える印象が違うし、話す早さ、語気なども相手の印象に影響するはずです。

 

 しかし、言い方以上にもっと影響する要素が他にあります。それは、「誰が叱るか」という点。自分が好きではない上司から叱られると何だか嫌な気分になるが、そうではない上司から同じように叱られた場合はそれなりに受け入れられる。

 

 中には、「誰が言ったかではなく、何を言ったかが重要だ」とビジネス書を読んで知ったようなことを平然と言う人もいますが、現実は、何を言ったかは重要ですが、それと同じぐらい誰が言ったかも重要です。

 

 部下への叱り方を考える前に、まず毎日がヒマである状況を改善すること。これは叱り方どうこうよりも先に対処すべき点です。さらに、言い方を気にする前に、上司と部下とのつながりがどうなっているのかを知ること。人として嫌われている上司は、どんな言い方で部下と接しても上手くいかないはずです。

山口正博 社会保険労務士事務所
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