book730(学校や職場で使うエアコンの設定温度を決める方法。)




何となく26度。こりゃ、寒いネ。


年が明け、春が終わり、2014年も7月まで来ましたが、すでに学校や職場でもクーラーが動いている時期です。

私が学生の頃は、大学生の頃を除き、教室にクーラーは無く、扇風機も無く、下敷きでパタパタと扇いで授業を受けていたのを思い出します。パソコンを使う授業の場合に限って涼しい部屋で過ごせたのですが、それ以外の教室ではムシムシした部屋で忍耐力コンテストに毎日参加していました。

授業中はずっと下敷きのペコペコ音が教室に響き続けていたのが懐かしい。


近頃では、小学校や中学校、高校でもエアコンが設置されているところが増えていて、ムシムシした環境で下敷きをパタパタする必要がなくなってきています。私が学生だった頃を思い出すと、羨ましい環境です。

一方、クーラーが無い学校と違い、仕事場ではクーラーが動いていて、涼しい環境で仕事ができる方もいらっしゃるはず。オフィスワーカーの人、銀行の店舗の中で仕事をしている人など、屋内での仕事がメインの人は夏場でも涼しい気持ちで仕事ができているはずです。

しかし、職場のエアコンであれ、学校のエアコンであれ、自分が快適だと思う設定に変更するのは難しく、一方的に温度が設定され、人によっては暑いと感じたり、また別の人にとっては寒いと感じたりするかもしれません。

男性は暑がりな人が多く、女性は寒がりな人が多い。太った人は暑がりだし、ホッソリした人は寒がり。若い人は暑がりだし、年寄りは暑さを感じにくい人が多い。

集団で生活していると、老若男女が一緒の環境で活動するものですから、空調の設定温度を一方的に任意で設定されると、人によっては体調を崩すこともあります。

一例を挙げると、何かの用事で銀行に行った人ならば分かりますが、夏場の銀行の寒さといったら、これはもう有名です。なぜあれほど寒い設定にしているのかは分かりませんが、あれほど冷やすと行内で仕事をしている女性は悩ましいでしょう。

一方、最近は節電とかエコの話題が多いためか、エアコンの設定温度を高くしているお店もあり、所によっては「店の中なのに何だか蒸し暑いゾ」と感じることもあります。


寒いところは寒いし、暑いところは蒸し暑い。会社やお店ごとに都合や好みがあって、どうしても空調の設定がバラバラになりがちです。

そのため、何らかの基準を設けて、その基準に応じて空調の設定を決めるようにすれば、ある程度はフェアな感じになります。





不快指数に連動して空調を設定する。


暑がりの人が空調を設定すると、設定温度が低くなる。一方、寒がりの人が温度を設定すると、設定温度が高くなる。

人の感覚に頼って空調の設定温度を変えていると、どうしてもムラが発生してしまいます。

そこで、不快指数を使って空調の設定を決める方法をオススメします。


不快指数というと、何だか難しそうと思うかもしれませんが、要するに温度と湿度、この2つの数字を関連させて算出するのが不快指数です。

不快指数(Wikipedia)
http://goo.gl/I62m

上記のウェブサイトで計算方法が紹介されています。

計算式に気温と湿度を代入すれば、不快指数を算出できます。興味のある方は電卓やポケコン、エクセルなどで計算してみると良いでしょう。


不快指数 - 高精度計算サイト
http://keisan.casio.jp/has10/SpecExec.cgi?id=system/2006/1202883065

自分で計算しなくても計算サイトもありますので、手早く不快指数を知りたい方は、上記のウェブサイトを使ってください。



不快指数    体感

~55           寒い
55~60       肌寒い
60~65       何も感じない
65~70       快い
70~75       暑くない
75~80       やや暑い
80~85       暑くて汗が出る
85~           暑くてたまらない


不快指数を判定する際には上記の評価表に当てはめるのですが、この表にエアコンの使用基準を付け加えます。


不快指数    体感                              設定温度

~55           寒い                    
55~60       肌寒い
60~65       何も感じない
65~70       快い
70~75       暑くない
75~80       やや暑い                       扇風機、サーキュレーター。
80~85       暑くて汗が出る              27度
85~           暑くてたまらない           28度


不快指数が高いほど体感温度は高いので、クーラーの設定温度も高くできます。外気温と室内の温度差が大きいほどクーラーの設定温度を高くしても涼しく感じますから、「暑くてたまらない」ときは28度でも十分に涼しいです。

一方、「暑くて汗が出る 」ときは、外気温と室内の温度差が上記よりも小さくなるので、クーラーの設定温度も下げる必要があります。

そして、「やや暑い」ならば、サーキュレーターを室内に何台か設置して、空気を循環させて涼しくすると良いでしょう。扇風機も使えますが、扇風機を回すと、紙の書類がバタバタするので、オフィスワークにはサーキュレーターがオススメです。

上記の基準は一例ですが、このような基準があれば、寒くなったり、暑くなったりとブレる程度を減らすことができます。暑がりの人が一方的に設定温度を下げることはなくなるし、寒がりの人が設定温度を上げることもない。


不快指数を基準にして学校や職場の空調を設定する。この方法、いかがでしょうか。





山口正博 社会保険労務士事務所
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