保護者同伴の就職活動。何だか恥ずかしい感じ。(Mon.20140602)

 

「就職活動に対する保護者の意識調査」を初めて発表
子供の就活に関心のある保護者は約7割。8割以上の保護者が資金的な援助で活動を支援。「親と同じ職業に就いてほしい」保護者は公務員を中心に約4割

http://www.mynavi.jp/news/2014/05/post_152.html

 

「就職活動に対する保護者の意識調査」を初めて発表「就職活動に対する保護者の意識調査」を初めて発表  

 

 

子供の就職活動に親も関わる。これが今の就活なのでしょうか。私が学生の頃は、高校生であれ、大学生であれ、就職活動は自分でやっていくというのが当たり前のような感じだったのですが、2014年現在では変わってきているのでしょうか。

 

 

「子供の履歴書やエントリーシートの添削をした」(16.7%)
親が息子や娘のエントリーシートをチェックするようですが、本当でしょうか。私は自分が書いた履歴書を親に見せたことはありませんし、仮に親が見たところで何かできるわけでもありませんから、あえて見せる必要もありませんでした。

しかし、今では親に自分が書いたエントリーシートや履歴書を見せる人もいるのですね。私はそういう個人的な書類を人に見せるのを恥ずかしいと思うタチなので、親に「見せてみろ」と言われても見せないでしょうね。

 

 

「自分の知り合いの会社を子供に紹介した」(6.9%)
紹介をとっかかりにして仕事を得るのは、良い方法です。親が就職活動に関わるのは何だか過保護な感じもしますが、紹介ならば十分にアリです。親の兄弟、友人、知り合い、取引先など、人的なツテを利用すると、簡単に仕事を得られる場合があります。

紹介ならば、エントリーシートや履歴書を作成せずに面接だけで入社できるかもしれませんし、筆記試験や適性試験も無しにしてもらえる可能性もあります。

ただ、紹介で仕事を得ると、なかなか断りにくいですし、雇入れ条件をキチンと伝えられず曖昧にされる可能性もあります。

 

 

「合同企業説明会や面接会場に同行した」
「キャリアセンターや就職課に問い合わせの電話をした」
「子供が受ける(受けた)企業に問い合わせの電話をした」

これらはさすがにやり過ぎでしょうね。リクルートスーツを着た学生の中にオカーサンが混じっていたら、さすがに恥ずかしい。

親から問い合わせの電話を受けたら、大学の就職課の人であれ、企業の担当者であれ、苦笑いするでしょうね。

 

 

就職先の賛同順位は「公務員 > 有名企業 > 大企業 > 中小企業 > ベンチャー企業」

これは、まあ、予想通りでしょう。「公務員になれ。公務員が良いぞ。やっぱり公務員だ」などと親からウンザリするほど言われている学生は少なくないはず。安定、安心の公務員と世間から思われているのでしょうが、公務員の労働環境は必ずしも良いわけではなく、今流行りのブラック企業に近いような働き方をしている方もいらっしゃいます。

とはいえ、最初に就職するならば、規模が大きな企業を選択する方が良いでしょうね。新卒でしか入れない企業も多々ありますから、そういう企業に新卒として入り込んで経験を積むのも悪くないです。

中小企業やベンチャー企業というと、待遇があまり良くなく、過酷な就業環境を思い浮かべますが、こちらはこちらでまた違った経験ができるでしょうから、そういう機会に恵まれた(?)ならば、フテくされずに仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

 

「就職実績」の重視度を聞いてみたところ、「(かなり+ある程度)重視した」が50.0%、「(かなり+ある程度)重視しなかった」が50.0%と意見が二分された。結果として、保護者全体を分母とした場合、3人に1人は就職実績を気にして大学選びをしていたようだ。

大学を選ぶとき、その大学の就職実績を考慮する人は確かに多いでしょうね。大学の案内パンフレットに「当大学の出身者」みたいなページがあって、有名な会社の社長だとか、国会議員だとか、内閣総理大臣だとか、芸能人だとか、そういう知名度の高い自校出身者の名前をパンフレットに掲載し、「うちの大学は良い大学ですよ」とアピールするのは集客の常套手段です。

大学も商売ですから、熱心に学生を集めないといけませんので、あの手この手で学生を集めます。その手段の1つとして、就職実績を高校生や受験生に示すのですね。

ただ、大学の就職実績は、「他人の実績」です。大学自身が就職するわけではなく、その大学の学生が就職するので、厳密には大学の実績でもないと言えます。学生個人の実績と言えば正しいでしょうか。

だから、就職実績を見て大学を選ぶのは悪いわけではありませんけれども、あくまでその実績は他人の実績であって、ウチの息子や娘の実績ではありません。

「あの人が行った大学だから、アンタも同じ大学に行って、立派な人になりなさい」と母親から言われて大学を選ぶ人もいるでしょうが、過去の就職実績が自分の実績になるわけではない点は知っておきたいですね。

 

 

マイナビのウェブサイトを見て、想像よりは親は子供の就職活動に介入していないと感じました。想像では、もっとゴリゴリと介入しているイメージだったのですが、随分とマイルドな結果でしたので、ホッとしています。

 

 

山口正博 社会保険労務士事務所
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