book718(育児休業しながら仕事をするスタイル。)




育児休業給付がさらに充実。


 平成26年度から雇用保険の育児休業給付の支給率が50%から67%にアップしましたが、さらに、平成26年10月から給付の条件が緩和されます。


平成26年4月1日以降に開始する育児休業から育児休業給付金の支給率を引き上げます
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000042797.pdf

厚生労働省、育休給付の支給要件緩和 在宅勤務拡大向け10月めど 
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140218/mca1402180502000-n1.htm


 どのような条件が緩和されるのかというと、以前は、「就業している日数が各支給単位期間(1か月ごとの期間)ごとに10日以下であること」という条件だった部分が変更され、「10日以下」から「就業時間の合計が80時間以下」に変わる予定です。


育児休業や介護休業をする方を経済的に支援します
http://www.mhlw.go.jp/topics/2009/07/dl/tp0701-1y.pdf 
(2ページ目。支給対象者の主な要件の2を参照)

 2014年5月時点ではまだ実施されていない制度ですが、10月以降に開始される育児休業は新しい要件の対象になります。
 



お膳立てはほぼ完了。あとは、価値観が変わるのみ。


 雇用保険の育児休業給付の要件が変わることで、どういう効果があるか。それは、育児休業をもっと取得しやすくする効果です。

 育児休業の取得率が低いのは御存知の通りですが、子供が生まれて、仕事をスパッとヤメて育児に専念するために休業しますとなると、周りの人からの抵抗が強いですよね。休業する本人も気を使うはずです。

 6ヶ月とか1年、丸々休むとなると、会社からも受け入れてもらいにくいものです。

 そこで、育児休業は取得するものの、仕事を短時間ながら続けていくというスタイルを実現するために、今回の制度変更があるわけです。
 

これはすごい!育休が「在宅勤務しつつ取れる」ようにバージョンアップ!!
http://www.komazaki.net/activity/2014/03/004453.html

 

これはすごい!育休が「在宅勤務しつつ取れる」ようにバージョンアップ!! | 駒崎弘樹公式サイト:病児保育・小規模保育のNPOフローレンス代表これはすごい!育休が「在宅勤務しつつ取れる」ようにバージョンアップ!! | 駒崎弘樹公式サイト:病児保育・小規模保育のNPOフローレンス代表  

 


 上記のウェブサイトでも紹介されていますが、「1ヶ月支給要件期間ごとに就業日数が10日以下」という条件から、「1ヶ月の支給要件期間ごとに就業時間数が80時間以下」に変わると、時間枠内ならば勤務日数を問わないので、1日4時間を20日とか、1日2時間を23日とか、1ヶ月の支給要件期間に80時間まで勤務しても、雇用保険の育児休業給付の対象になります。
 
 
 育児休業給付の拡張、産休中の社会保険料免除など、育児休業に関するお膳立ても整ってきた感がありますので、あとは人の価値観が変わるかどうかにかかっていますね。





山口正博 社会保険労務士事務所
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