book704(健康診断を2回受けることができる人。)




「会社負担の健診」と「健康保険の補助付きの健診」。


健康診断というと、学生ならば学校で受診する健康診断がありますし、会社勤めの人ならば会社単位で実施する健康診断があります。

今は2014年の4月ですから、大学生は履修登録と同時に健康診断も受けている時期なのではないでしょうか。私も大学生の頃、4月は、オリエンテーションだの、履修登録だの、健康診断だの、メンドクサイ忙しさを感じていました。教科書の購入も4月でしたね。

さて、会社経由で受ける健康診断というと、定期健康診断がよく知られています。1年に1回、一定の条件を満たしている社員さんはみなさん受診しているかと思います。

毎年、年明けの1月ぐらいに健康診断を受けている人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。規模の大きい会社になると、健康診断サービスを提供する会社の人たちが健診用のバスで乗り付けてきて、体重や身長、血液検査、胸部レントゲンなどを実施するところもあります。

健康診断は1年に1回だけというイメージがありますが、人によっては2回、健康診断を受けることができる人もいます。

「えっ? 2回も健康診断を受けるの?」と思うかもしれませんが、実際にそういう方はいらっしゃいます。



40歳から74歳までの被扶養者の人が対象。


定期健康診断以外にも、「特定健康診査」という健診があります。特定健康診査とは、被扶養者向けの健診で、40歳から74歳までの被扶養者の人が対象です。

どういう人が対象かというと、健康保険で扶養に入っている40歳から74歳までの人です。健康保険に加入している本人ではなく、被扶養者ですのでこの点は注意です。

特定健康診査は、年に1回、健康保険から費用を補助されて受診できる健康診断です。

なぜこういう健診があるかというと、健康保険の被扶養者は会社に所属していない人もいるので、こういう人たちは何も仕組みがないと健康診断を受ける機会がないからです。もちろん、全額自己負担で健康保険を受けることもできますが、1万円程度の費用を負担してまで自ら健康診断を受けようとする人はさほど多くないはずです。

会社に所属していないと定期健康診断を受けれないので、そういう人たちのために年に1回、健康保険を使って健診を受けれるようにしているのです。それが特定健康診査なのです。

加入者(ご家族)の健診 特定健康診査のご案内 | 都道府県支部 | 全国健康保険協会加入者(ご家族)の健診 特定健康診査のご案内 | 都道府県支部 | 全国健康保険協会  



大阪の例ですが、上記のウェブサイトを見ると、特定健康診査に関する情報が書かれています。

この特定健康診査は保険を使えるものの、自己負担は発生します。例えば、大阪の東淀川区だと、詳細な健診まで含めても1,500円程度の自己負担で受診できます。下記のページから費用を確認できます。

【加入者(ご家族)】特定健康診査実施機関市区町村別一覧 | 都道府県支部 | 全国健康保険協会【加入者(ご家族)】特定健康診査実施機関市区町村別一覧 | 都道府県支部 | 全国健康保険協会  



被扶養者には働いていない人もいますが、被扶養者だからといって会社勤めしていないとは限りません。パートタイムで働きながら、被扶養者になっている人もいらっしゃいます。その方の場合、会社で定期健康診断を受診し、さらに特定健康診査を個別に受診すれば、年に2回の健康診断を受けることができます。

「2回も健康診断を受けなくてもいいんじゃないか?」と思うかもしれませんが、せっかく用意されたメニューなのですから、セカンド・オピニオンとして特定健康診査を利用するのも良いでしょう。

特定健康診査の案内は、自宅に黄色い封筒が届くはずです。特定健康診査の書類だと分かるように内容物について朱書されています。目立つ郵便物なので届いたことはすぐに分かるかと思います。





山口正博 社会保険労務士事務所
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