book698(介護と育児の共通点。)




「介護疲れ」と「育児疲れ」は似ている。


2014年3月にベビーシッターが預かっていた子供が死亡した事件をニュースで見ていて、介護も似たような状況なのではないかと感じました。

介護に疲れて、自分の母親を首を絞めて殺害。
介護ホームの職員が高齢の入所者を虐待。
子育てに疲れて、2歳4ヶ月の娘をマンション8階の自宅のベランダから放り投げて殺害。
23歳の父親が息子を殴打して、息子は病院へ搬送。

こんな悲惨な事件をニュースで聞いたり見たりした人もいらっしゃるのではないでしょうか。


もちろん、介護や育児に疲れたからといって誰しもが上記のような行為をするわけではないのですが、起こらないとは言い切れないですよね。

子育てを経験した人ならば、ヨシヨシしても全然泣き止まない自分の子供にイラッとした経験があるのではないでしょうか。他にも、ダメと言っているのに、何度も悪さをする我が子を怒ったり。

介護でも、丁寧に接しているのに邪険に扱われてムカッとしたり。脈絡なく怒鳴られたり。色々な理由で介護を負担に感じる。


だから、介護サービスやベビーシッターサービスを利用して、負担を軽減する必要があるのでしょうね。




ベビーシッターがいなければどうなるか。


介護サービスやベビーシッターを利用することに抵抗感がある人も多いのではないでしょうか。

「自分の子供は自分で育てるべき」
「自分の親は自分で面倒を見るべき」

このような価値観があるのは確かです。

確かに自分の子供は自分で育てたいでしょうし、自分の親の面倒は自分でみたい。しかし、育てる側や介護する側にも生活があるので、育児や介護を四六時中続けるわけにもいかないでしょう。

買い物にいかないといけないし、仕事に行かないといけないし、家事もやらないといけない。となると、育児や介護に使える時間も制限されてきます。

それでもなお、自分で育児や介護を続けていくと、責任感で行き詰まり、先ほどのような悲惨な結果に至る。


ベビーシッターの事件で、ベビーシッターに対する風当たりが強くなっているでしょうが、ベビーシッターサービスがなければ思いもよらない結果になる場合もあり、闇雲にベビーシッターを使うべきではないとも言えません。

ベビーシッターに対するチェックを行う仕組みを作り、今後もベビーシッターを活用していくような環境を広げていくのが望ましいでしょうね。








 

山口正博 社会保険労務士事務所
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