国民年金の保険料が64歳まで納付できるように。(Thu.20140313)

 

2014年3月時点では、国民年金の保険料を納付できる期間は20歳から59歳までです。そのため、60歳になるまでに、年金を受給するため、25年分の加入条件を満たしておかないといけない。

 

もし、60歳の時点で25年分の加入期間がなければ、23年加入しても、24年加入しても、老齢基礎年金を受け取れない状況になります。

 

そこで、59歳までではなく、64歳まで保険料を納付できるように制度を変更しようと検討されています。

 

基礎年金の保険料納付「64歳まで」 厚労省が延長検討:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASG3D74LGG3DUCLV00P.html
 

厚生労働省は、全国民に共通する基礎年金(国民年金)の保険料納付期間を、現在の20~59歳の40年間から延長する方向で検討に入った。60歳を過ぎても働く人の増加にあわせ、64歳までの45年間に延ばす案が軸だ。

 納付期間が延びると、もらえる年金額も増える。少子高齢化に連動した年金の減額をやわらげるねらいがある。期間延長は義務にせず、任意で選べるようにする案もでている。

 納付期間の延長は、年金制度が安定して続くかを5年ごとに点検する「年金財政検証」に合わせた制度改革の柱になる。厚労省は、延長による年金額への影響などを検証のなかで試算。その結果をふまえて6月以降に議論し、年内に具体策をまとめる方針だ。


「保険料を納付できる期間が延びれば、年金を受け取るための加入期間も25年から延長されるんじゃないの?」と邪推されそうなニュースですが、そこまでは検討されていないようです。

 

59歳から64歳まで納付できるので、年金の加入条件も25年から30年に延ばすんじゃないか。そう思われてしまう可能性もありそうです。

 

60歳に達した時点で、年金の加入期間が23年9ヶ月とか、24年10ヶ月となってしまい、全く老齢基礎年金を受け取れなかった人もいるでしょうから、そういう人たちを減らすという点では有効な制度変更でしょう。

山口正博 社会保険労務士事務所
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